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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081017/plc0810172132005-n1.htm
(MSN産経ニュース)

インド洋での海上自衛隊による給油活動を延期する新テロ特措法案が審議される中で民主党は海賊対策に海上自衛隊を活用しようと提案した。
自民党は検討すると民主党の提案に答えたが、果たして海上自衛隊にそれは出来るのだろうか?

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200810210033.html
(CNNより。ソマリア沖でインドの貨物船が海賊に乗っ取られる。今年で海賊被害が30隻目)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/index.html
(外務省 海賊問題の現状と我が国の取り組み)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2321509/2429852
(AFP ソマリア沖海賊に乗っ取られた日本のタンカーを米海軍が包囲)

海賊被害はマラッカ海峡が多かったが、最近ではアフリカのソマリア沖で頻発し、とうとう今年は30隻の被害が出た。
ソマリア沖で増えたのはソマリアの目の前にスエズ運河を通る航路が通っているからだ。この為に各国の船舶が被害に遭っている。貨物船やタンカーに豪華客船・国連の救援食糧を積んだ船など様々な船舶がターゲットにされた。先月末には戦車30両や弾薬を積んだウクライナの船が乗っ取られるという出来事まで起きた。
重要な航路であるソマリア沖。ソマリア自体は政情不安であり(暫定政府はあるがそれに対するテロが頻発。いつ内戦が再燃するか分からない状況である)海賊を取り締まって貰う事は不可能だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008100302000128.html
(東京新聞 ソマリア沖海賊対策に米欧ロが共同戦線)http://www.cnn.co.jp/world/CNN200810200005.html
(海賊対策でNATO艦船がソマリア沖に到着)

この異常事態に被害を受けた各国は動き出した。NATO(北大西洋条約機構)の艦船7隻が現在ソマリア沖に展開して活動をしている。また、戦車と弾薬を積んだウクライナ船を奪還するためにロシア海軍の艦艇もソマリア沖に向かっている。
この中に日本の海上自衛隊が入っていけるのだろうか?
作戦自体は海自の特殊部隊である特別警備隊にSH60対潜哨戒ヘリ(特別警備隊の作戦を支援する)を護衛艦に積んで行けば出来るものである。経験値でいえば暴動を起こした船舶の鎮圧をした事がある海上保安庁の特殊部隊であるSSTの隊員を同行させるのも良いかもしれない。
海上警備隊は秘密の部分がかなりあるが、不審船対策に端を発した部隊であるから海賊に乗っ取られた船舶への突入は可能であると推測する。
船舶の解放と奪還目的では無くソマリア沖に展開してパトロールをするのも抑止力の一環となって良いし、現在の日本が出来る(政治的な理由で)作戦であるが、自国の貿易航路を守るのは各国海軍共通の重要な任務であるのだからやはり奪還と解放を重視した海自派遣にしてもらいが・・・。

まず問題は法的なものである。
憲法で禁じられているとされる「集団的自衛権」に触れる可能性がある。各国海軍の艦艇が集まっている海域では連携しての行動を求められる。それが緊急性の高い海賊への対応となれば尚更である。
インド洋での海上自衛隊の給油活動はその集団的自衛権問題をどこの指揮下に置かれない日本独自の活動であるからとして乗り越えている。
仮に日本の船舶が海賊に乗っ取られてフランス海軍の艦艇が先に現場に急行して追跡しているという状況で考えてみよう。
海自艦艇はフランス海軍艦艇からの情報を受けつつ現場に向かう。この点を集団的自衛権に当たると問題にされないか不安である。
そして乗っ取られた日本船舶に追い着いた場合はフランス軍と共同で作戦をするのか、フランス軍艦艇には退去して貰い海自だけで事態に対処するのかも問題だ。それこそ集団的自衛権の問題になるからだ。
戦争に巻き込まれない方便として使われた他国軍との共同作戦を封じた集団的自衛権の放棄が自国の国民と利益を損なうかもしれない可能性がある。
次の問題は派遣される海自艦艇をどうするかだ。
インド洋の給油活動には補給艦1隻、その補給艦を護衛すべく護衛艦1隻が付いて部隊が編成されている。
護衛艦は30隻以上があるが、それらの艦艇の乗組員の数は定員を下回り7割ぐらいとも聞く。果たしてそれで海外での新たな任務を全うでるかが不安である。今年の洞爺湖サミットでの警備が行われていた最中にボヤを起こした艦艇があった。また昨年12月には私物の冷蔵庫から出火してCICを火事にした艦艇があった。モラルが低下したのだと指摘され、なおかつ人員不足でオーバーワークも強いられる海自の環境。
新たな任務が与えられる可能性が高い今こそ海自の職場環境の見直しと改善が急務である。
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