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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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今日。インド洋でテロ特措法による給油活動に参加していた護衛艦「あけぼの」が呉に帰港した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909020005.html
(中国新聞:インド洋で任務 護衛艦帰港)

先月の16日にはソマリア沖へ第1陣として派遣されていた護衛艦「さみだれ」と「さざなみ」も任務を終えて帰港している。
遠方での任務に出動していた呉基地を母港とする護衛艦は全て無事に帰った事となる。
それぞれの護衛艦の乗員に特警隊の隊員と海保の隊員の皆様お疲れ様。そしておかえりなさい。
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8月31日より防衛省のサイトで来年度防衛予算の要求が掲載されていた。
この中では装備品に関して目玉と言える部分があった。
http://www.mod.go.jp/j/library/archives/yosan/2010/yosan_gaiyou.pdf
(防衛省 平成22年度概算要求の概要)
まず1-4「海上交通の安全確保」のページに「ひゅうが」級と同じ護衛艦(新DDH。ヘリ搭載護衛艦)を見た。
だがよく見ると「ひゅうが」級よりも大きく全長248メートル。基準排水量は19500トンとなっている。何よりも車輌50両に人員4000人を搭載できる輸送艦としての能力が大きな目玉と言える。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009083101127
(時事ドットコム:最大の空母型護衛艦配備方針)
海自の輸送艦としては初めてヘリの運用が出来る能力を持つ揚陸艦なのだ。
スマトラ島での活動で輸送艦「しもきた」が陸自のCH-47大型輸送ヘリを運用していたが、航空機の運用を初めから取り入れたものではなかった。
だが、この新DDHで14機ものヘリ(大型ヘリも運用するそうだ)の基地
でもあり揚陸作業も出来る将来有望な戦力となるのである。
さて、新DDHは4000人が運べるという。これは陸上自衛隊の1個旅団(4000人)が人員では多くを運べる事になる。これで島嶼防衛など有事でまとまった部隊を「おおすみ」級輸送艦と合わせて(他に必要な車輌や物資を乗せて)運べる事となる。
揚陸艇を搭載するかどうかは概算要求や報道の記事では分からないが新DDHはエア・クッション揚陸艇は3隻搭載できそうな大きさではある。

ここで各国の揚陸艦の排水量と乗員に搭載人員を記す。
フランスの「ミストラル」級(基準排水量16500t)では乗員160人・搭載人員450人。
韓国の「独島」級(基準排水量14300t)では乗員700人・搭載人員700人。
アメリカの「ワスプ」級(満排水量40000t)では乗員1100人・人員(海兵隊)189人。
イギリスの「オーシャン」級(満排水量22500t)乗員485人・搭載人員784人。
基準排水量で「ミストラル」と「独島」を抜く大型艦である新DDH。
特に輸送人員が桁違いであり、実際の計画でどの程度修正されるか注目でもある。

アメリカの強襲揚陸艦に似たような新DDHだが、これはフランスの「ミストラル」級をモデルに作られるのではないだろうか。概算要求にある新DDHの仕様を見ると「多様な事態に有効に対処するための作戦指揮区画、多目的区画、指揮通信能力とあるから「ひゅうが」と同じく司令部機能が作られるのである。
揚陸艦でもありヘリ空母でもあり司令部でもある。任務も部隊の揚陸作戦
に災害派遣など多目的にになる。まさに「ミストラル」級に付けられた
「多目的艦」として新DDHは建造されるのではないかと思われる。
個人的には新DDH建造と共に水陸両用作戦が出来る海兵隊のような部隊を
陸自か海自で創設して欲しいものでもある。
これに関しては1-5「島嶼部における各種事態への対応」に九州と南西
諸島で陸海空自衛隊協同の島嶼防衛を想定した訓練を計画しているから、
これからの展開に期待したい。

Ⅷ「合理化・効率化への取り組み」で装備品の集中配備に新戦車TKXを4ヵ年の予算を集中して58両調達するとある。
58両は4個戦車中隊が組める数だ。この初めて出た新戦車の具体的な配備数にどの部隊で運用されるか気になるところだ。
新戦車は北海道以南でもの運用を計画して作られたものであるから北部方面隊は考え難い。
まずは教育部隊に置かれる。富士教導団の戦車教導隊に1個中隊に第1教育隊の第1機甲教育隊に1個中隊分(陸曹・陸士教育中隊で中隊分の新戦車を分けるかもしれない)
一般部隊へは西方重視で九州の第4師団と第8師団の戦車大隊に1個中隊づつ74式戦車と交代するかもしれない。
または第13旅団や第14旅団の戦車隊(中隊規模)を新戦車に改編するかもしれないし、2個中隊編成となった第1師団と第3師団の戦車大隊を丸ごと新戦車に替えるのかもしれない。
演習場の事を考えると東富士演習場が使える第1戦車大隊の可能性もあるし日出生台演習場の使える第4または第8戦車大隊も可能性が大きい。

しかし、これらはまだ要求の中身であり今回新たに発足する民主党・国民新党・社民党の連合政権で全ての要求が承諾されるとは思えない。
新DDHも新戦車も危ういと思える。
北朝鮮の核実験で日本は核の脅威という危険がますます高まったと言える。(ロシアと中国の核兵器の脅威は今まであったけれど)

可能性は低いがもしも核攻撃を受けたらという不安がある。
そのもしもを垣間見る動画をニコニコ動画で見つけた。

http://www.nicovideo.jp/watch/nm4904864
(BBCの核攻撃を受けた際のラジオ放送)

聞いていると不安が募るばかりの言葉が流れる。「水を節約して下さい」「我々はこの放送を2時間おきにします」など心細いばかりだ。だが、実際核攻撃を受けた地域に居たら外に出られない。
もしかすると、この放送が聞けれるかどうかが安心できるかのバロメーターになりそうだが、そんな事態は避けて欲しいものだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6742560
(BBCの核攻撃に対する備えについての番組)

ロンドンが核攻撃を受けたという想定でシェルターについて解説がなされている。ジョンとエリックが穴を掘ったり鉄筋を組み立てたりレンガを積んだりして各種シェルターを作り上げる。だが、ナレーションの解説は「これではダメだ」と言わんばかりに「これでは窒息してしまう」「木材が黒こげになる」「直接降下物を防げない」と手作りのシェルターを否定する。
またちゃんとした業者によるシェルターにしても価格で「大半の人には手が出ない」と断じられ「他人を排除する為に暴力を使う心づもりは出来ているだろうか?」という厳しい現実も語られる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6788532
(英国政府製作 核爆発+家に留まれ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6807337
(英国政府製作 防火+避難場所)

英国政府が国民に向けての広報で作られたものであろう。
「核爆発+家に留まれ」は放射性降下物の脅威を教え、なおかつ他の地域に避難しても救援はされない。だから家に留まれと警告をしている。
「防火+避難場所」は家の中でドアや机に家具で作る避難場所の作り方をレクチャーしている。
(けど、あのシェルター紹介の動画を見ると心細いが・・・)

結論から言えば。

核戦争は絶対やってはならない!

米ソ冷戦の最中に英国が作っただけあって核攻撃の恐怖をひしひしと伝える内容だ。
これは今でも国民保護の観点からでも一般に広く見られても良い動画でもあると思う。









前回の続きです。今回は地上展示を中心に画像を掲載します。











恐らく海兵隊のFA-18ホーネット
下から2番目の機体には右側の主翼に空対空ミサイルのスパローとサイドワインダーが装着されていた。





空母飛行隊のVFA27所属のスーパーホーネット。空母以外では厚木を拠点としている。







航空自衛隊第301飛行隊(新田原基地)のF-4EJ改ファントム戦闘機。
尾翼には「無事に帰る」の意味で描かれたマフラーを巻いたカエルの部隊マークがある。
よく見ると30年以上も使われた機体だけあって塗装が剥がれて銀色の金属部分が見える所や染み(?)のようなものが見える。





航空自衛隊第304飛行隊(築城基地)のF-15J戦闘機。
尾翼の部隊マークは基地近くの英彦山の神である天狗を描いたもの。





航空自衛隊第403飛行隊(美保基地)のC-1輸送機。
観音開きの独特の貨物扉が平成版日本沈没を思い出す。
部隊マークは因幡の白ウサギの神話から描かれたものだろうか?



米軍のKC-KC130空中給油機。主翼の下に給油用のポッド(右側)あり、信号収納されたと給油ホースの先端が見える。



アメリカ空軍のC-130輸送機



海上自衛隊のUS-1飛行艇。
下の画像を見れば飛行艇はまさに半分船だなと思う構造だ。



海上自衛隊のMCH-101掃海・輸送ヘリ



陸上自衛隊のOH-6観測ヘリ。隊員がシートをかけている。そしてそのがコクピットにシートで包まれた状態。



こちらもシートをかけるUHー1輸送ヘリ
岩国で一泊するためにシートを被せているのだろうか?




装甲ハンヴィーがあった。基地警備の車両だろう。
イラクでの米軍の足であるこの車両。まさに装甲車といえる姿だ。



ハンヴィーのドア。ドア自体の厚さも凄いが窓が引き戸みたいになっている。開閉は窓の内側にあるレバーでするようだ。



重機も展示されていた。基地が攻撃や災害で損壊した場合はこれらのマシーンが力を発揮する。



左から
海上自衛隊のEP-3C電子戦機
航空自衛隊のT-4練習機・T-3練習機



ブルーインパルスの飛行展示が終わった後に天候は曇りになって行く。
その雲の合間から陽光が差し綺麗な風景を見せた。



祭りは終わり基地内は閑散としている。
ほとんどの来場者が去ったのを見計らったように大雨が降り始めてしまった!
合羽を着たがバスを待っている間はなんとも寒い。帰る頃合いをどうも逃したようだ(笑)
電車に乗る前に友人インパルスと食ったラーメン定食が冷えて空腹の身体にはなんとも美味でありました。

来年はF2支援戦闘機が見たいなあ。







毎年恒例となった5月5日の在日米軍岩国基地の日米親善デーに行ってきました。

出発の駅で自動改札に切符が詰まって電車に乗り遅れそうになるトラブルがありつつも山陽本線で岩国へ向かう。
岩国駅に着くと先行していた友人のインパルスからメールが届いた。
岩国基地の正面ゲートで30分ぐらい待たされると言う。
基地や駐屯地で一般人にも解放されたイベントだと対テロなどの保安上の問題から来場者の荷物検査がある。
混むという事は豚インフルエンザもあるからかなりの検査をするのだろうかと思い30分のバス待ちを避けて歩いて岩国基地へ向かう。
確かに基地の正面ゲートは混雑していた。今まである程度は並んでいたが正面ゲートいっぱいの人集りは無かった現象だ。
だが、実際は今までとは変わらない検査であった。
机の前に4、5人が並んで立って鞄やバッグ・クーラーBOXなどを来場者に開けさせて中身を見る。
だが、今回は並んだ米兵の内、来場者に一番近い人が中心で他は来たらやるという姿勢で来場者を効率良くさばけない様子であった。
こうしてようやく基地内に入れたが、既にFA18ホーネットとハリアーの飛行展示が行われていた。珍しくハリアーがホーネットに続いて近接航空支援のデモ飛行をしていた。
また、KC130空中給油機にホーネット・ハリアーが空中給油するデモ飛行も行われていた。





(↑給油デモ飛行が終わった後のKC130)


(↑午前中の地上展示の会場)

今年は27万もの来場者があったという岩国基地。やたら食い物の屋台には長い行列が出来ていた。
そのせいか携帯電話のメールが発信できない。インパルスの現在位置が分からなかったが、なんとか見つける事が出来た。今度からはコミケ会場みたいに移動式の携帯電話の中継器が来てほしいものだ。


(↑航空自衛隊のF4戦闘機。左の棒状のものはアナウンス席の櫓の一部。いやあ飛行中を撮すのは難しいw)




(↑海上自衛隊第31航空群のUS-2救難飛行艇)

午前中の飛行展示は自衛隊からだとF4とUSー2で行われた。去年に続いてF4の飛行が見れたのは嬉しい。特に今年は最初に低空で低速に進入するというサービスぷりを見せた。
US-2の登場はパンフレットに無いので驚いた。
US-2は部隊配備が行われたばかりの新型機である。それの飛行を生で見れるのだから今回一番の収穫であった。
濃い青色の塗装は昔のP2-J対潜哨戒機のように思えた。
デモ飛行は短距離の離陸に始まり、高速飛行と低速飛行を見せてくれた。低速飛行は先代のUS-1と同じく穏やかなエンジン音で静かに飛ぶ優雅で迫力のある姿だった。




(↑これがアメリカの味だ!w 上はステーキをパンに挟んで食べるもの。下はオレンジのジュース)
F4を見る前に昼飯を調達。焼いたステーキをパンに挟んで食うシンプルなサンドイッチに近いものを食べた。アメリカ産の肉はどうも固いが美味である。またパンもそのまま食っても結構美味かった。
そしてジュースだが、これはインパルスが買ったものである。俺も飲んでみたが。「どう見てもファンタやないかい!」な味だった(笑)






(↑飛行展示するハリアー)
午後からはまずハリアーの飛行展示が行われた。ハリアーと言えばVTOL機の特技である垂直離着陸や滞空を見せてくれた。画像は空中でゆっくりと一回転するハリアーだ。また他にも左右への移動や空中から高空への急上昇も見せてくれた。


(↑かなり下手な撮し方になってしまった。航空自衛隊のF15)

ハリアーに続いて2機のF15が3回観客席の前を横切った。1回目は会場中央で散開する迫力のある技を見せてくれた。
この次は三沢のF16がデモ飛行を行った。かなり長く飛行デモを見せてくれた。(画像はトイレに行っていたので撮ってない)




(↑ジェットパックの飛行)
午前と午後にジェットパックの飛行があった。このジェットパックはアメリカの企業が製作したもので1000円のパンフレットには今回の飛行を元アメリカ空軍のパラレスキューの人がしているという。
だが、飛行は10秒位で終わった。ジェットパック自体が30秒しか飛べないからだが観客には「え?もう終わり?」と不満足な様子。
技術的には人が乗り物を使わずコンパクトな道具で飛べる画期的なものなんだけどね。







(↑ブルーインパルスのアクロバット飛行)

飛行展示の最後を飾るのは航空自衛隊の第11飛行隊ことブルーインパルスのアクロバット飛行だ。
毎度ながら見事な連携と間を開けない進行はまさに磨かれたプロの技だ。


(スモークで描いた矢が刺さったハート)

2機でハートマークを描き、1機が矢を描く。ブルーインパルスが得意とする洒落た大空の贈りもの。
そういや、これをアニメのスカイガールズでやっていたな。


(高空から降りて左右に散開する5機)


(低空から5機が並んで急上昇する)


(会場右より進入して急上昇する5機)

天気が良かった事もあってスモークがなんとも綺麗に見えた。それに目で追うには広すぎる動きは飛行という美しさを感じてならない。


今回の新しい変化。滑走路の向かい側に立つ新しい管制塔と思われる塔。これは厚木から移転する艦載機の為に備えた施設だろうか。
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某掲示板では呉護衛艦隊または呉陸戦隊とも名乗る戦車と眼鏡っ娘が好きな物書きモドキ
現在25歳の広島県在住
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