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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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1945年10月。
ドイツと日本が降伏して終結した第2次世界大戦だったが、平和はかくも短く終わり世界は三度戦火に突入した。
よりによってその狼煙が最終兵器である核爆弾の炸裂で・・・


(アメリカ軍の原爆投下を受けたモスクワ)

アメリカ軍はモスクワとクイビシェフに原爆を投下。都市や工場に軍事施設を壊滅させた。
この報復としてソ連はヨーロッパとアジアのアメリカ軍と、その同盟国軍に対して攻撃に出た。


(ソ連書記長 ヨシフ・スターリン)
「世界を革命する力を!(CV:川○とも子)」



1945年11月1日 モスクワのクレムリン地下壕内


(ヨーロッパ方面軍司令官 ゲオルギー・ジューコフ元帥)
「同志スターリン。ただ今前線より帰還しました」


「ジューコフさん。おかえり~」


(!?なんか声が少女ぽくなっているぞ?)


(ソ連内務人民委員 ラヴレンチー・ベリヤ)
「同志元帥。驚くのも無理はない、米帝の原爆のせいで同志スターリンは声が川上と○子になってしまったのだよ。命に別状はないが医師の話では東宝の特撮でよくある放射能での突然変異だそうだ。」


「な、なるほど・・・。同志書記長も災難でありますな。では、戦況の説明をします」


(ソ連軍によって南北を統一された朝鮮半島)


(ソ連軍(赤)とユーゴスラビア軍(オレンジ)に侵攻されるギリシャ)


「ご覧の通りアジアでは朝鮮半島よりアメリカ軍を駆逐し、ギリシャではユーゴスラビア軍と共同でギリシャを解放しつつあります」


「私勝った、ぶい!」


「ですが、そう良い戦況ばかりではありません。主戦場であるドイツでは苦戦を強いられつつあるのです」


(ドイツ中部。赤はソ連軍の占領地。グレーはフランスの占領地)


(ドイツ北西部。青はアメリカ占領地。ピンクはイギリスの占領地)


「我が軍はドイツでの戦いをバルト海沿岸を主攻とする進撃を行いオランダとデンマークとの国境まで辿り着きましたが、ブレーメンでマッカーサーが指揮する米英連合軍17個師団に行く手を阻まれております。それに我が軍の背後にデンマーク軍とイギリス軍が上陸して危機に近い状況なのです」


「・・・もう、ゴールしても良いよね・・・」


「それと、ウラジオストクの太平洋艦隊がアメリカ軍の機動部隊によって全滅させられたのですよぉあうー・・・」


「が、がお・・・」


(なんて事だ。ベリヤが堀○由衣の声になったぞ!放射能って怖いなあ)


「でも、ジューコフさんならなんとかしてくれそう・・・」


「分かったわ、けど、あんたの為じゃないんだからね!」


「あうあう~。ジューコフが放射能で釘宮病になってしまったのですよ~」

※今回ネタで出した声優さんやAIRのファンの方すみませんw

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1941年12月20日 東プロイセン総統大本営「狼の巣」

レーダー元帥
(ドイツ海軍総司令官:エーリッヒレーダー)
「総統閣下、イギリス本土制圧おめでとうございます!」



(上はイングランド島北端。下はイングランド島南部。どれもドイツ軍に占領されている)


(ドイツ第三帝国総統:アドルフ・ヒトラー)
「今回のイギリス本土上陸作戦は海軍の功績が実に大きい」

レーダー元帥
「それは総統閣下が海軍力増強を行って貰えたからであります」

フランス・オランダ・ベルギーの本土をを制圧したドイツ。1941年8月19日にはイギリス本土への上陸作戦「ゼーレーヴェ」を開始。ドイツ海軍の2個海軍歩兵師団を尖兵に40個師団が上陸した。
イギリス海軍はドーバー海峡に敷かれたドイツ軍の補給線を断つべく本国艦隊を出撃させた。
だが、ドイツ海軍は3個艦隊をドーバー海峡を守るべく東西に展開させていた。
その戦力は空母6隻・戦艦3隻・巡洋戦艦4隻を中核としたものである。


「それにしても空母はかなり役に立つ。作った甲斐があったものだ」
レーダー元帥
「空母ばかりではなく、新型戦艦も役に立ちましたぞ!1隻で戦艦3隻に巡洋戦艦1隻・巡洋艦5隻を撃沈しましたぞ!」

ドイツ海軍は「ビスマルク」級に続いて46センチ主砲を備えた戦艦「フリードリヒ・デァ・グロッセ」を建造していた。
この空母と戦艦の建造はドイツの工業力に大きく影響した。
陸軍の師団や空軍の航空機の生産が遅れる事となる。
それは史実で起きたノルウェーとソ連への侵攻作戦を断念させる事となる。

「艦名に付けたフリードリヒ王の名に恥じない鬼神の如き働きだ。だが今回は空母や空軍の対艦攻撃機の戦果も大きいものだ」







(海戦の履歴)

レーダー元帥
「我が空母『グラーフ・ツェッペリン』・『ザイトリッツ』・『ペーター・シュトラッサー』の航空隊が戦艦『ロイヤル・オーク』・『ヴァリアント』・『バーラム』・「リヴェンジ』を、撃沈しています。空軍も巡洋戦艦『フッド』に自由フランス軍の戦艦『パリ』と空母『ベアルヌ』を撃沈しております。これは海戦で航空機を有効的に使った歴史上初めての事ですぞ!」

史実のタラント空襲が無かった事からこの世界では日本海軍よりも先んじて航行中の戦艦を航空機で撃沈したドイツ海軍と空軍。

レーダー元帥
「このイギリス本土を巡る戦いで我が軍はイギリス海軍の戦艦12隻・巡洋戦艦2隻・空母7隻・軽空母1隻・重巡洋艦17隻・軽巡洋艦11隻を撃沈。自由イギリス軍の戦艦3隻・空母1隻・重巡洋艦3隻を撃沈。ベルギー軍の軽巡洋艦1隻を撃沈しました。
我が方も戦艦『ティルピッツ』と重巡洋艦『アドミラル・ヒッパー』・『グラーフ・シュペー』・『アドミラル・シェーア』・『プリンツ・オイゲン』に軽巡洋艦『ケルン』・駆逐隊1個を失いましたが、イギリス海軍に限ればもう全滅に等しいかと」


「浮かれているなレーダー。総合の戦果に9月の海戦でイギリス海軍への見方を過小評価し過ぎではないかね?」


1941年9月29日。イギリス海軍と新生ドイツ海軍とのイギリス本土を巡る決戦が起きた。
この海戦でドイツ軍は戦艦が3隻に関わらずイギリス軍の戦艦と空母を7隻づつを撃沈するという大戦果を挙げた。これには4隻の空母を集中運用していた事が大きかったが、この望外の戦果はレーダーが増長するほどの奇跡と言えた。


いや~それにしても、大事に育てた艦隊が役に立ってくれたもんだ。
これなら史実の水上艦は全部スクラップにされる総統命令は回避出来る働きだ。
そろそろ対ソ戦に備えた陸軍と空軍の増強をせにゃいかんけどまだイギリスやフランスの残党をなんとかしないとね。
今のプレイだとまだ日本はアメリカと開戦してないんだよね。
けど、アメリカの影も恐ろしい。
いっその事ソ連との友好関係を維持して対米戦に備えた海軍力重視にするか・・・。
主導権はあっても敵が多いし広範囲だと大変だぜ。



元亀2年(1571年)1月。島津家は阿波国を平定した事で四国全体を治める事となった。
九州から近江を除く近畿地方までは小笠原家と島津家が領土を二分する地となった。
島津家は九州の南半分と四国。小笠原家は九州の北半分に中国地方・近畿地方に北陸の一部にまで版図を広げていた。
その版図の隣には成長著しい織田家があった。徳川家と小笠原家との同盟により側面の脅威を受けない事から織田信長は美濃の斉藤家に近江で争い続けていた浅井家と朝倉家を滅ぼし、上杉家が勢力を伸ばす越前と加賀を奪取した。
まだ東日本では武田家・上杉家・北条家・伊達家という有力大名が割拠していたが織田家の伊勢湾から日本海に至る勢力圏は小笠原家にとってはそれまでの戦いの骨休みをするには良い壁となった。

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「さて、ここで我が小笠原家の陣容を見てみましょうか」








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「支配している国は11カ国。武将は50人以上は居ます。
 兵力は5万人以上になりました」





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「肥後で大友や龍造寺と戦っていた時とは大違いね。
 日本では最大の力ではないかしら?」








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「その通りです。威信度も120。
 他に並ぶのは島津家と織田家ですね」





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「その小笠原家を支えるのは家臣達。
祐巳に白薔薇衆と黄薔薇衆は本当によくやってくれたわ」







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「武将達の状況では、まず白薔薇衆の筆頭である佐藤聖様が永禄11年(1568年)5月に侍大将から部将になったのが最初で、それから8月に私と黄薔薇衆筆頭の支倉令様が、永禄12年(1569年)には瞳子が、元亀元年には志摩子が部将に昇進しました」



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「我が一門もこれで強化できた訳だけど、臣下になった家臣は面白い者が集まったものだわ。
永禄12年には南光坊天海が家臣になった。京での朝廷の交渉役にして今では私は正六位下上野介の官位を貰えたわ」





石山御坊を落とした時点で小笠原家にはかなりの経済的余裕が生じていた。
周防や出雲の金山に九州の博多、摂津の堺、京の都という商業都市。この2つの要素が小笠原家の財源を生み出した。
この財産は京の朝廷に送られ小笠原家との関係向上に使われた。そしてそれらの交渉役が天海であった。他にも前田玄似(史実では豊臣家五奉行の一人)岡本禅哲(史実では佐竹家家臣)京極高吉(史実では足利家家臣)を室町御所に置いて朝廷への献上。または京での家宝買いに使った。
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「武将を見てみると、当然ですけどかつて大友・龍造寺・毛利・尼子の武将が多いですね。
と言うより毛利元就や大友義鎮・尼子義久・相良義陽と言ったかつてのそれぞれの当主達についこの前までの宿敵だった本願寺証恵も居るし、足利義輝に足利義昭の将軍家兄弟までも・・・あれ?」


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「どうしたの祐巳?」








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「確か足利義輝は永禄8年にはもう亡くなっている筈ですよね。史実だと」






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「この世界じゃ義輝を殺した三好氏は本願寺に滅ぼされたのよ。だから永禄の変は起こらなかった。それに74の戦闘能力と90の采配能力を持つ武将だから死んで欲しくはないわ」





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「そういえば、永禄の変の黒幕と言われる松永久秀が家臣で居たような・・・」

※義輝を襲撃して殺害した永禄の変は三好家一族の重臣である三好三人衆と松永久秀によって行われた。その三好三人衆を牛耳っていたのが久秀であった。



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「そういえばそうね。だけど戦国では裏切りも常だわ。裏切られたのなら私はそれまでの人物だったに過ぎない。
それに久秀以外にも、明智光秀・荒木村重とか史実で裏切りをした武将を小笠原家は抱えているのよ」

※明智光秀は言わずと知れた信長を裏切った本能寺の変の実行者。
※荒木村重は摂津の池田家から織田家に寝返った武将だったが天正6年に叛旗を翻す。信長と戦い負けるが、信長亡き後は茶人となる。


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「ちょっと心配になりますね。謀反とか起きないか・・・」





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「だからこそ頼りにしているわ祐巳」







少し心配なメンバーではある小笠原家だが、他にも柳生新陰流伝承者の柳生宗厳に「我に七難八苦を与えたえ」の言葉で有名な尼子家家臣の山中鹿之助に戦国時代における伊賀忍術の祖と言われる百地三太夫(百地丹波ではないかとも言われる)が居たりとバラエティーに富んだ顔ぶれとなった。

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「たっ!大変です祥子様!
 安芸の吉田郡郡山城が佐世清宗という武将に乗っ取られました!」






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「天海をすぐに呼びなさい!朝廷に佐世を朝敵にして貰うわ」





元亀2年4月。空にしていた(武将が誰も居ない)安芸の吉田郡郡山城が佐世清宗の乗っ取られた。天海が祥子の名を受けて朝廷に佐世清宗を朝敵にするように働きかけこれは承諾された。
朝敵にされた事が相当にこたえたのか7月に佐世清宗は亡くなり羽床資載という武将が後を継いだ。

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「大変です!今度は周防の高嶺城が山名豊国という武将に乗っ取られました!」



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「まったく次から次に・・・背後の備えを怠っていたわ」






6月には同じく空城となっていた周防の高嶺城が乗っ取られた。(いや~武将は全部近畿に集めてしまったからねえ)
周防の金山を失う事にもなる高嶺城の失陥はまさに看過できない事態だ。家老の相良義陽率いる軍勢が郡山城と高嶺城の奪還に向かった。
しかし、郡山城は島津家の軍勢が攻めて奪った。
10月には高嶺城を奪還。山名豊国は斬首にした。
こうして小笠原領簒奪事件は安芸を島津家に与えるという苦い結果にはなったが、金山を失わないという経済的な面は守る事が出来た。

時は遡り
元亀2年6月の室町御所。
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「祐巳。出陣の準備を皆に伝えなさい」








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「安芸と周防への出陣ですね」





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「それはもう、相良に命じたから良いのよ。
今度は近江と越前へ攻め入る」







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「まさか、祥子様。織田家を・・・」




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「織田との同盟はあくまで本願寺戦に集中する為。今はもう
同盟を続ける理由は無いわ」





こうして小笠原家は織田家との同盟を破棄した。
同盟を破った事に内外では動揺が広がったが天下統一に駆け出す小笠原家を止める事は出来ない。
しかし、史実では戦国時代の覇者とも言える織田信長に祥子は果たして勝てるのか?
1943年。太平洋を席巻した大日本帝国は満を持してアメリカ本土西海岸へ上陸した。
ロサンゼルスを足掛かりに米本土へ上陸した我が皇軍は苦戦を強いられながらもサンフランシスコを占領
(司令部破壊)して沿岸より内陸のユタ方面軍を撃滅すべく更なる戦いに皇軍は向かう。

1943年7月27日 ユタより西の地域
副官「支隊長!連隊規模の歩兵を伴う敵が接近中であります」
支隊長「歩兵戦力ではやや劣るが戦車戦力がある我が方にまだ有利だな」
副官「ですが、その中に変な部隊があると斥候からの報告です」
支隊長「変だと?」
副官「なにやら兜を着込んだような歩兵部隊とのことで・・・」


支隊長「何だこれは?冗談か?」
副官「前代未聞の新兵器としか・・・やはりアメリカの国力は恐ろしいものですな」
支隊長「いや、それどころの物じゃねえだろ」

この米軍の新兵器である「機械化歩兵」に遭遇した日本軍支隊。その戦力は歩兵部隊1個・九八式軽戦車部隊1個・九七式中戦車部隊1個からなる。対して米軍は歩兵部隊2個に機械化歩兵部隊1個に補給車部隊1個である。
支隊長「先制攻撃だ。戦車部隊を突撃させよ!」
皇軍の主力戦車である九七式中戦車チハが奇怪な敵へと挑んだ。

(↑機械化歩兵と戦い黒煙を上げる九七式中戦車・・・)
支隊長「圧倒的に負けているじゃないか!」
副官「支隊長。海軍航空隊が援護に来ました」
空母「大鳳」から発進した九七式艦上攻撃機の部隊が250kg爆弾を降らして敵機械化歩兵の半数近くを撃破した。だが機械化歩兵も右手の40ミリ機関砲で九七式艦攻を返り討ちにした。

副官「敵機械化歩兵の情報を手に入れました」

アメリカ軍機械化歩兵
移動2 燃料30
防御力 対空40 対地80 対海上60
攻撃力 40ミリ機関砲 対司令部20 対航空機55 対戦車80 対歩兵90

支隊長「化け物じゃないか・・・戦車よりも強いぞ」
ちなみにこのステージに出る米軍のシャーマンⅡ戦車は
防御力 対空15 対地35 対海上35
攻撃力 75ミリ砲L40 対司令部15 対空0 対戦車60 対歩兵70
である。どれほど違うかお分かりだろう。

まさに時代を超越した「機械化歩兵」。それに驚愕しつつも支隊長は最大の脅威となった敵機械化歩兵を撃滅すべく部隊に攻撃命令を下す。

(↑7月28日の状況。九七式艦攻と零戦21型が居るが雨で航空支援が出来ず・・・)


(↑機械化歩兵と銃撃戦をする日本軍歩兵)
対地防御力は20なれど対歩兵の攻撃力は80と高い皇軍歩兵。しかし、彼らの撃ち出す三八式歩兵銃の6.5ミリ弾は機械化歩兵を貫くにはいささか力不足であったようだ。

副官「歩兵の攻撃に戦車による再度の攻撃も数は減らしていますが、こちらの損害が余りにも・・・」
支隊長「もはや我が部隊では無理か。やむを得えん、航空隊に頼ろう」

(↑戦闘機「飛燕」の銃撃を受ける機械化歩兵)
歩兵も戦車も攻撃する力を失うほどに戦力が低下した日本軍支隊(残存はチハは3・歩兵は5)最後の手段として陸軍航空隊が出撃。三式戦闘機「飛燕」が機械化歩兵に襲い掛かる。
ドイツから輸入したマウザー砲こと20ミリ機関砲による猛火線で敵機械化歩兵の残存を全て撃ち倒した。




ここまで3ターンを費やした。なんて強いんだ機械化歩兵。というか何で1943年でこんな物があるんだよ(笑)
機械化歩兵はこのゲームのマダガスカルのステージにも登場する。それは1946年のドイツ軍が持っているユニットである。にしても米軍が持っているとは思わなかった。
ちなみに「Sロサンゼルス」という名前のステージです。
京に上洛し、本願寺に大打撃を与え、天神山城を攻略した小笠原家。
だが近畿における本願寺との戦いはまだ小笠原家有利とは言い難い状態であった。


上の地図は天神山城攻略時の近畿地方での小笠原家と本願寺の支配する城を示したものだ。
青が小笠原家。赤が本願寺である。
京を除けば本願寺はほとんどの近畿地方にある領地を維持していた。長宗我部軍に攻略された紀州の雑賀城はあっけなく本願寺軍に奪還されていた。
四国の阿波や讃岐に長宗我部を追って本願寺軍が上陸して長宗我部家を滅ぼしていた。
まさに本願寺の勢力は今だ衰えていないのである。
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「石山御坊は周囲に沼地が広がる天然の要害。
 ここを攻めるのは簡単では無さそうでが・・・」




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「けど、姫路を攻めるのも難しい事だわ。姫路の兵力と防御もかなりのもの
 白薔薇達だけでは荷が重いわ。それに下手をすれば四国の本願寺軍が
 天神山城に攻め入るだろうし・・・。ましてや私達が京を空けて姫路攻略の
 援軍 に行くのは論外よ」




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「では、調略で本願寺の家臣を寝返らせますか?」






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「そんな悠長な時は無いわ。時が過ぎればますます本願寺の勢力は広がるばかり
石山へは力攻めで行くわ」







この無謀とも言える小笠原軍の石山御坊攻めが始まった。本願寺軍は大砲をも据え、多くの鉄砲隊で待ち構えた。何よりも如顕の仇を討つとして士気は高かった。
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「激しく抵抗をしていますがどうやら城内の兵力はあまり多くないようです」





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「四国にまだ多くの戦力を裂いてしまったようね。この好機はなかなか無いわ
一気に城内へ進むのよ!」







狂信的な本願寺軍の抵抗も数の劣勢を覆す事は出来なかった。城内への小笠原軍の突入を許すと本願寺軍は総崩れとなった。
勝利をあまり期待出来なかった石山攻めであったが短期間の内に攻略を成した。永禄12年10月の事である。
だが、同じ頃本願寺軍は思わぬ反撃をしていた。

備前 佐藤軍本陣
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「たっ大変!別の本願寺軍が瀬戸内海より上陸したわ!」






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「なっなんだって!こっちは囮か」






姫路城から出陣した本願寺軍を迎え撃っていた佐藤聖率いる白薔薇衆の軍勢。しかしその隙を狙うように阿波から瀬戸内海を渡って別の本願寺軍が備前に上陸した。
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「狙いは天神山城だろうね。すぐに戻って守りを固めないと」






姫路からの敵軍を撃退した白薔薇衆は天神山城へすぐさま駆けて戻る。
しかし・・・
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「敵が吉田郡郡山城を攻め落としました!」







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「ええ!」







まさに裏をかかれてしまった佐藤聖。本願寺軍は天神山城を横切り西へ向かい安芸の吉田郡郡山城を攻め落とした。
急いで安芸へ向かい郡山城を奪還せんとする白薔薇衆。2ヶ月の攻防を経て郡山城は小笠原家の手に戻ったが本願寺の強い抵抗の意志を示す出来事であった。

永禄13年を迎えた。
小笠原家は摂津の多聞城を毛利元就率いる軍勢が攻め落とし、越前では山名祐豊率いる軍勢が後瀬山城を攻略。近畿と北陸で勢力を拡大した。
春になると年号が永禄より元亀に変わる。
その元亀元年となった時に近畿での本願寺の戦いは佳境に入った。
小笠原軍は摂津の高山城へ10800の赤薔薇衆の軍勢を率いて攻めた。
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(↑高山城での戦いの様子)
対する本願寺軍は9600。本願寺軍がやや劣勢であったが城外での決戦を挑んだ。
大友義鎮などの一部の隊が敗走し、祥子本陣にま本願寺軍は迫った。
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「本陣といえど敵は討つ!皆の者参るぞ!」







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「祥子様の本陣までもが戦っている。もっと頑張らないと
 なんとしてでもここは退いてはならない!」




淀川合戦以上の激戦であった。積極的に攻め立てる本願寺軍に祥子も本陣の兵を率いて太刀を振るい戦う。
双方の剣先に怒号と悲鳴が幾重も重なる正面からのぶつかり合い。だが松永久秀の別働隊が本願寺軍の側面を攻めると形勢は徐々に小笠原軍有利に傾く。
正面と側面に兵力が分かれた本願寺軍は兵力を削られとうとう潰走する隊が出始めた。

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「敵が崩れた!一気に高屋城まで進むわよ!」







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「待って下さい高山城より軍使が来ました。
 開城するそです」




本願寺軍の士気は喪失していた。高屋城は戦う兵に力が無いと悟り開城を決意した。元亀元年4月の事である。
その後も本願寺軍は摂津で一揆勢を繰り出したりと抵抗を続けた。しかしその力はもはや逆転出来るものでは無くなっていた。四国では島津が本願寺の城を攻めついには紀州の雑賀城まで奪った。

元亀元年10月 播磨姫路城
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「軍勢の半数を失ったのですよ。ここは退くべきなのです!」






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「くっそう、二の丸まで来た言うのに・・・」





佐藤聖率いる白薔薇衆は四国でほとんどの本願寺の勢力が島津によって撃退された事から側面の不安が無くなり姫路城を攻めた。
今や昔日の面影も無く姫路城のみとなった本願寺軍だったが抵抗は衰えない。いや、最後の戦いだからこそ激しく戦った。
本願寺軍が放つ弓矢に鉄砲の雨を受けながらも潜り抜けて姫路城内奥深くに侵入した白薔薇衆であったが半数の兵を失い進退極まっていた。
たとえここで退いてもどれだけ生き残れるか。だが、このまま進んでも討ち死に。果たしてどうするか・・・
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「柳生宗厳の隊が本丸へ突入しました!」





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「敵の動きが乱れた。ようし、このまま攻撃続行だ」





血路を開かんと動いた柳生宗厳。それが功を奏した。
この柳生隊による突入が本願寺軍の士気を奪い混乱させた。
落城間近となり本願寺証恵は姫路城から阿波の十河城へ落ち延びてから姫路城は開城した。
その後。本願寺の残党が立て籠もる十河城も翌年1月に島津軍に攻められて落城。本願寺は戦国の覇権争いから姿を消す事となった。
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