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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK843092920090407
(ロイター 米国防総省が10年度予算計画を発表)

6日にアメリカのゲーツ国防長官は2010年度の国防予算計画を発表した。それは全体的に縮小したもので兵器調達に新型爆撃機や艦艇の計画中止が述べられ、その中にF22の新たな購入計画が無い事が発表された。

これにより日本ではFX(時期主力戦闘機)の候補からF22が脱落したとネット上や論評では言われている。
アメリカの購入計画だから日本がお金を出せば買えるのではないかと思われるかもしれないが、F22が新しい時代の戦闘機である第5世代戦闘機である事を考えればお金だけでアメリカが購入を認める戦闘機では無い。
整備や修理を日本の空自がする訳だからF22の機密を一部日本に解禁する必要がある。かといって空自のF22飛行隊を在日米軍基地に置いてパイロットだけは自衛官。整備と修理は米空軍の将兵という複雑で実の無い運用では有事では混乱を招くだけだ。
これを思うにやはりF22はFXの候補から脱落したと思うのが妥当だろう。

残るはF15FX・FA18E/Fスパーホーネット・ユーロファイタータイフーンの3機種となった。
(本来からこの3機種だけな気もするが)
FXが主力戦闘機の選定であるからFA18E/Fは除外であろう。オーストラリアはF35の開発が遅れている事からFA18E/Fを購入する事になったが、冷戦構造がまだ残り軍備の近代化と拡大が行われる東アジアの日本とは置かれた状況が違う。
中国空軍のSu30やJ10に韓国空軍のF15EにF16・ロシア空軍のSu27と第4世代戦闘機を100機~40機を運用する対立要因がある国が隣にある日本にとっては主力戦闘機としてFA18E/Fでは最高速度マッハ1.8(また1.6とも言われる)では力不足である。
となると、残るはF15FXとユーロファイターだが航続距離と最大速度ではF15FX(F15E)の方が上だ。
特に航続距離は対中国の最前線となる先島諸島周辺の空域で活動するには必須と思われる。
また長い運用経験があるF15系統ならば空自では短い期間で慣れる事も出来るだろう。
という訳でFXはやF15FXになるであろうと思われる。

だが、日本も国産で戦闘機開発を進めるべきだろう。神心でも良いが、第4.5世代戦闘機を独自に作るべきだろう。
最大速度マッハ2.5で航続距離は増槽付きで5500km・兵装類機外搭載量9500kg~10000kg・FA18E/FやユーロファイタータイフーンみたいなRCS低減設計(F2支援戦闘機で電波吸収材を導入している)
性能的にはステルス性を高めたF15みたいな戦闘機だ。
けど、エンジンが問題だな・・・。
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前回の続き







(↑観閲行進が終わり退場する第13音楽隊。演奏しながら移動している)



(↑会場より退場する国旗。73式小型トラックの後部では着剣した89式小銃を構えた隊員が向かい合わせで座っている)






(↑空挺降下の実演。千葉県習志野駐屯地から第1空挺団の隊員3名がUH1ヘリより降下した。3人目の隊員が頭上に来た所を撮影)




(↑着地した隊員。着地と同時に急いでパラシュートを畳む)







(↑第47普通科連隊による演奏。曲目はチャイコフスキーの1812年)


(↑会場にトラックを連ねて入る第13特科隊。1812年の演奏には大砲が使われる。その大砲を奏でる為に特科隊が来たのだ。榴弾砲を牽引した73式大型トラックが3両数珠繋ぎのように8の字を描くようにオーケストラの周りを回った)




(↑配置に就いた第13特科隊。105ミリ榴弾砲M101を3門使用する。下の画像では赤旗を持った隊員が居る。各砲に一人づつ配置された彼らは楽譜を見ながら(空砲を)撃つタイミングを旗で特科隊員に伝えた。最後の一斉射は旗を持つ隊員が中央に集まって一斉に赤旗を上げた)






(↑訓練展示の準備をする隊員達。鉄条網を張り、ススキの壁を置いて敵軍役の陣地を作り上げる)





(↑敵軍役の隊員達。前線近くの隊員3人は伏せて射撃していた(もちろん空砲)上の画像の無線機を背負った隊員が前線指揮官役のようで進行によって一人づつ隊員を後退させる指示をしていた)

訓練展示ではまず、偵察としてOH1観測ヘリが敵軍上空に侵入。不意の74式戦車からの7.62ミリ機関銃による対空射撃には驚いた。


(↑地上からの偵察として偵察隊の軽装甲機動車と87式偵察警戒車にバイクが侵入する。バイクはジャンプ台から跳ねる演技を見せた)


(↑30ミリ機関砲を撃ちながら敵陣近くより離脱する偵察警戒車。その近くではUH1ヘリよりリペリング降下したレンジャー隊員が敵地へ侵入しようと前進している。これは偵察隊が敵を引き付けている間にレンジャーを侵入させる場面という事なんかもしれない)

このレンジャー隊員は第13旅団の新装備を持っていた。M24対人狙撃銃である。
対テロ強化の一環として導入された自衛隊初の狙撃銃。これがようやく第13旅団に配備されていたのだ。これにより旅団は非対称戦(対テロ・ゲリラ)への備えをある程度揃えつつあると見える(他は個人装備だと赤外線暗視装置があれば)

さて、ここで持って来た姉より借りたデジカメの電池が無くなってしまったのである。
幸いに父親から借りたデジカメが予備にあったが、撮影した画像のサイズが大き過ぎるのでここでは公開出来ない。続きは悩み相談桜チャンネルの軍@さくらで公開します。
http://hp.jpdo.com/cgi041/181/joyful.cgi
11月2日。毎年恒例の広島県の陸上自衛隊海田市駐屯地にて行われた記念行事に行って来ました。




今年第13旅団に配備された新装備の1つである軽装甲機動車。画像は第13偵察隊の車輌。



(↑第13偵察隊のシンボルマークである龍。いつみてもカッコイイデザインだ)


(↑第13偵察隊の87式偵察警戒車。今年は式典前の待機位置が教習場から救護所の近くに変わった。
 昨年までは第13対戦車隊の車輌が居たが今年の改変で廃止された為に入れ替わったのだろう)


(↑変化は装備だけでは無かった。駐屯地も新しいものが出来ていた。この施設はレンジャー訓練やヘリか
らのロープでの降下を訓練する為のものだろう。他にも駐屯地の海側が防波堤の上に金網の塀が出来た。駐屯地正門近くに駐屯地消防の建物が建っていた)


(↑第13高射特科中隊の81式短距離地対空誘導弾。1番前が発射装置を積んだ車輌。その後ろがレーダーを積んだ車輌。列の一番後ろにあるのが電源車でこの3両1組で発射装置1台を動かす。ちなみに電源車の前にあるのが93式中距離地対空誘導弾。その前は81式の発射装置)

(↑82式指揮通信車に73式小型トラック。その後ろには155ミリ榴弾砲FH70を牽引している74式特大型トラックが見える。どこか森の陰に隠れたような光景である)




(↑駐屯地内を歩くと駐車場に軽装甲機動車がちらほら見える。どうやら第13旅団だと偵察隊と3つある普通科連隊に配備されたようだ。だが、普通科連隊の場合は観閲行進を見た限り第3中隊のみの配備。つまり1個中隊だけの配備らしい)

(↑第13戦車中隊の74式戦車。今年は73式装甲車は無かった)


(↑式典で並ぶ旅団の隊員達。旅団の4分の1に当たる1000人が整列している光景は壮観だ。
 画像中央に青い旗を持つ隊員が居る。会場のアナウンスでは今年創設された「第1普通科直接支援隊」だと言う。後方支援連隊には既に同名の部隊があるのだがわざわざ説明するのは何か特別な部隊となったという事なのだろうか?)




(↑国旗入場で敬礼と捧げ銃する隊員達)





(観閲する第13旅団長の平野治征陸将補。今年の8月に就任した新しい旅団長である)











(↑式典が終わり会場から退場する第47普通科連隊の隊列。即応予備自衛官や予備自衛官で編成されるこの連隊は今年の改編で旅団から中部方面混成団に所属が変わった。ちなみに今年参加した隊員達の小銃は89式に統一されいた。昨年は89式と64式の混成だった)


(第13戦車中隊の面々)








(↑観閲行進。第13偵察隊の車輌。中央の画像はぼやけてしまった)


(↑第46普通科連隊の高機動車)



(↑第13特科隊の82式指揮通信車)


(↑第13高射特科中隊の車輌)


(↑第13施設隊の73式特大型セミトレーラーに乗せられたパワーショベル)







(↑第13通信隊の車輌。パラボラアンテナを装備した車輌が衛星単一通信可搬局装置JMRC-C4。トラックの方が無線搬送装置2号JMRC-C20/C21/R20(中型無線通信車)である)


(↑第13後方支援隊所属の衛生隊の車輌)

(↑第47普通科連隊本部管理中隊の82式指揮通信車)





(↑第13戦車中隊の74式戦車。上手い具合に撮影出来なかった)

まだありますが、次回に続きます。


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081017/plc0810172132005-n1.htm
(MSN産経ニュース)

インド洋での海上自衛隊による給油活動を延期する新テロ特措法案が審議される中で民主党は海賊対策に海上自衛隊を活用しようと提案した。
自民党は検討すると民主党の提案に答えたが、果たして海上自衛隊にそれは出来るのだろうか?

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200810210033.html
(CNNより。ソマリア沖でインドの貨物船が海賊に乗っ取られる。今年で海賊被害が30隻目)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/index.html
(外務省 海賊問題の現状と我が国の取り組み)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2321509/2429852
(AFP ソマリア沖海賊に乗っ取られた日本のタンカーを米海軍が包囲)

海賊被害はマラッカ海峡が多かったが、最近ではアフリカのソマリア沖で頻発し、とうとう今年は30隻の被害が出た。
ソマリア沖で増えたのはソマリアの目の前にスエズ運河を通る航路が通っているからだ。この為に各国の船舶が被害に遭っている。貨物船やタンカーに豪華客船・国連の救援食糧を積んだ船など様々な船舶がターゲットにされた。先月末には戦車30両や弾薬を積んだウクライナの船が乗っ取られるという出来事まで起きた。
重要な航路であるソマリア沖。ソマリア自体は政情不安であり(暫定政府はあるがそれに対するテロが頻発。いつ内戦が再燃するか分からない状況である)海賊を取り締まって貰う事は不可能だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008100302000128.html
(東京新聞 ソマリア沖海賊対策に米欧ロが共同戦線)http://www.cnn.co.jp/world/CNN200810200005.html
(海賊対策でNATO艦船がソマリア沖に到着)

この異常事態に被害を受けた各国は動き出した。NATO(北大西洋条約機構)の艦船7隻が現在ソマリア沖に展開して活動をしている。また、戦車と弾薬を積んだウクライナ船を奪還するためにロシア海軍の艦艇もソマリア沖に向かっている。
この中に日本の海上自衛隊が入っていけるのだろうか?
作戦自体は海自の特殊部隊である特別警備隊にSH60対潜哨戒ヘリ(特別警備隊の作戦を支援する)を護衛艦に積んで行けば出来るものである。経験値でいえば暴動を起こした船舶の鎮圧をした事がある海上保安庁の特殊部隊であるSSTの隊員を同行させるのも良いかもしれない。
海上警備隊は秘密の部分がかなりあるが、不審船対策に端を発した部隊であるから海賊に乗っ取られた船舶への突入は可能であると推測する。
船舶の解放と奪還目的では無くソマリア沖に展開してパトロールをするのも抑止力の一環となって良いし、現在の日本が出来る(政治的な理由で)作戦であるが、自国の貿易航路を守るのは各国海軍共通の重要な任務であるのだからやはり奪還と解放を重視した海自派遣にしてもらいが・・・。

まず問題は法的なものである。
憲法で禁じられているとされる「集団的自衛権」に触れる可能性がある。各国海軍の艦艇が集まっている海域では連携しての行動を求められる。それが緊急性の高い海賊への対応となれば尚更である。
インド洋での海上自衛隊の給油活動はその集団的自衛権問題をどこの指揮下に置かれない日本独自の活動であるからとして乗り越えている。
仮に日本の船舶が海賊に乗っ取られてフランス海軍の艦艇が先に現場に急行して追跡しているという状況で考えてみよう。
海自艦艇はフランス海軍艦艇からの情報を受けつつ現場に向かう。この点を集団的自衛権に当たると問題にされないか不安である。
そして乗っ取られた日本船舶に追い着いた場合はフランス軍と共同で作戦をするのか、フランス軍艦艇には退去して貰い海自だけで事態に対処するのかも問題だ。それこそ集団的自衛権の問題になるからだ。
戦争に巻き込まれない方便として使われた他国軍との共同作戦を封じた集団的自衛権の放棄が自国の国民と利益を損なうかもしれない可能性がある。
次の問題は派遣される海自艦艇をどうするかだ。
インド洋の給油活動には補給艦1隻、その補給艦を護衛すべく護衛艦1隻が付いて部隊が編成されている。
護衛艦は30隻以上があるが、それらの艦艇の乗組員の数は定員を下回り7割ぐらいとも聞く。果たしてそれで海外での新たな任務を全うでるかが不安である。今年の洞爺湖サミットでの警備が行われていた最中にボヤを起こした艦艇があった。また昨年12月には私物の冷蔵庫から出火してCICを火事にした艦艇があった。モラルが低下したのだと指摘され、なおかつ人員不足でオーバーワークも強いられる海自の環境。
新たな任務が与えられる可能性が高い今こそ海自の職場環境の見直しと改善が急務である。


今日の午前に横須賀の米軍基地に空母「ジョージ・ワシントン」(CVN-73)が入港した。
これにより、アメリカ第7艦隊の空母が退役する「キティ・ホーク」から「ジョージ・ワシントン」に代わり、その空母打撃群が中核戦力となる。
この「ジョージ・ワシントン」は日本に配備される初の原子力空母である。これで反対の運動が起こっている。
これを見て思うのだが、原子力艦がダメなら日本から予算を出して通常動力の空母をアメリカに作らせれば良いのか?と思う。
だが、抗議する人の意見は「原子力空母は来るな!」の一辺倒で対案が無い。
けれども反対する意見も分からないでもない。
7月には日本に寄港した事がある米原潜「ヒューストン」から2年も微量の放射能を含んだ冷却水が漏れていた事が定期点検で判明し、アメリカ海軍から「ヒューストン」が寄港した関係国に通告した。
また、5月には「ジョージ・ワシントン」で火災が発生。80区画に被害が出て15組の消防チームが5時間かけて消火した。
この火災の原因は乗組員の違法な喫煙(喫煙が許可されて無い区画で吸った為)と可燃物の貯蔵(冷却用のコンプレッサーのオイルが90ガロンも不適切な場所に置いてあった)であるとされる。
この火災は火災当時の艦長であるディビット・ダイコフ大佐をして「今回の火災は私が経験した艦内火災として最悪のものだった」と言わしめた。
この火災の責任でダイコフ艦長と副長も解任された。その後任はJ・R・ヘイリー大佐が着任した。
2つの事件は最近の米兵関連事件でナーバスになっている日本の市民団体を更に刺激する事となった。
自分もだが米軍のモラル低下は大きな不安材料だ。この先、モラルの低下で起きた事故か事件が日本に災いをもたらす可能性も無くは無い。これは米軍の自助努力に期待するしか無いが・・・。
火災で「ジョージ・ワシントン」と「キティ・ホーク」のスケジュールは大きく変わった。「ジョージ・ワシントン」は火災での損傷を修理すべく8月下旬まで修理し、横須賀入港が今日まで延びた。これに伴って「キティ・ホーク」が「ジョージ・ワシントン」に代わってリムパック演習に参加。
また、「「ロナルド・レーガン」空母打撃群が空母の無い東アジアの空白を埋める為に西太平洋に派遣された。
一部の乗員が起こした火災が修理費7000万ドル以上の乱れをアメリカ海軍に及ばした。
とはいえ、この空母が日本や東アジアの安全保障に欠かせない力になっている事は確かだ。
あの空母に代わる軍事力を日本が持たない限りは横須賀が米空母の母港であり続けるだろう。

参考資料
「軍事研究」2008年9月号と10月号の石川巌氏の記事
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某掲示板では呉護衛艦隊または呉陸戦隊とも名乗る戦車と眼鏡っ娘が好きな物書きモドキ
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