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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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まずはこれを見て欲しい
http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h20/pdf38.pdf
(警察庁 平成19年度中のいわゆる出会い系サイトに関係した事件の検挙状況について)

この中の「検挙件数の年別推移」と見て貰いたい。
合計した推移を見ると児童ポルノは-22.1%となっている。これを見て減少傾向にあるとは言い切れない(今年の検挙数が平成19年度の81件から80件~75件の数字。平成21年度も同じ数字の中で推移すれば横ばい傾向になる・・・)
だが、現在更に規制を設けなくとも現行の法律で増加しないと考える。
むしろ、出会い系サイト規制法違反が+159.6%なのが問題だ。児童ポルノ規制を推進する方は「児童を守るため」とも言うが、着々と増えているこの犯罪をどうにかする方に力を入れるべきではないだろうか?
この警察庁の統計の中には「児童による誘引」と言うのがあり、平成18年と平成19年は半数が児童による誘引としている。
俺が何を言いたいかかと言うと、「児童を守るなら現実に起こる方に力を入れろ」と言いたい。
基準が曖昧な児童ポルノ規制強化よりも出会い系の規制をして誤った道に進む児童を救うのが今やるべき「児童を守る事」ではないか。

「基準が曖昧」と前述したが、児童ポルノ規制を行おうとする政治の世界を見るにそれは顕著である。
http://ameblo.jp/mangaronsoh/entry-10076351373.html
(マンガ論争勃発のサイトより民主党松浦大吾議員のインタビュー)


--法務省は児童ポルノの定義をどのように考えているのでしょうか?

松浦さん:民主党の会議では「もし、30歳の女性が子供の頃に撮影したヌード写真をブログにアップした場合、児童ポルノとして処罰対象になるのか? 仮に、そうであれば一体誰の人権を侵害したことになるのか?」と質問しました。

これに対して、法務省は、「子供の人権を侵害したとして処罰の対象になる」と回答しました。そこで「成人の女性が、自己決定で公開したものが誰かを傷つけていることになるのか?」と聞いたところ「本人は傷ついているハズです」と答えるのです。

そこで、若い夫婦がブログで行っている育児日記で子供の裸の写真をアップした場合はどうなのか?と尋ねたところ「児童ポルノにあたらない」といいます。性欲の対象は多様でペドファイルの目から見れば刺激を受ける可能性もあるわけですが、法務省はそれらの判断は裁判官が一般の社会通念を加味して行うものだというわけです。

--欧州では児童ポルノに対して「社会秩序に対する罪」等を明文化している国もあります。今のお話をお伺いした限りでは、法務省には、そういった見解もないのですね。
(同サイトのインタビューより抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20080303
(奥村弁護士の見解。このインタビューについての補足があります)

法務省は児童ポルノ規制については曖昧な認識しか持っていないのである。
こんな調子で規制強化の法律が成立すれば自分の子供の頃の海水浴や入浴の写真を自分のブログやサイトにアップしてしまったら逮捕されかねない。
これをアニメやマンガ・ゲームに照らせば海水浴や入浴シーンのあるものはキャラクターが未成年と判断されれば規制対象であり、その作品を所持していれば「単純所持」で逮捕となる。
先の松浦氏のインタビューの中では「それらの判断は裁判官が」とある。
裁判官にしても、みんなアニメやマンガを愛好したり知識を有する方ばかりでは無い。そうなれば判決は裁判官の主観でバラバラになり、反論の証拠があっても前例を遵守して判決する場合もある。
いくら司法で白か黒かを決めて貰うにしても裁判官の負担を増やす事になる。

前回の記事では野田順子議員の「世界基準の規制」にすべきと言う意見に賛同した訳だが。世界では、どうなのか?
アメリカのカートゥーン・ネットワークのトゥナミ枠(17:00~19:00)で「ジャイアント・ロボット・ウィーク」 で放送された「新世紀エヴァンゲリオン」の場合。

『エヴァ』も第壱話と第弐話のみが初めて全米放送されました。この時 第弐話「見知らぬ、天井」で編集された主なシーンは以下の通りです。
*エヴァの頭部から吹き出る血しぶきのシーンはカット。
*ミサトの「心配しなくても、子供に手を出したりしないわよ」のシーンはカット。
*部屋のビール缶と酒ビンの山のシーンはカットされ、YEBICHビール缶は青く塗られたり、削除された。
*ミサトの「プハーーカァー!やっぱ人生この時のために生きてるようなものよねェー」のシーンはカット。
*ミサトのバストやヒップのアップはカット。干してある下着類もカット。
*シンジ君の股間のギャグは全部カット。そのためあおりを食ったペンペンは全く登場しない!
*ミサトは入浴しているのに、なぜか青いビキニを付けている。
*ミサト「まさか!」リツコ「暴走!」というセリフはカット。
*使徒が腕をへし折られたり、胸の突起をもぎ取られるシーンはカット。
などなど合計28箇所も修正されたそうです。
http://www.moonlight.vci.vc/misc/world_anime2.html
(2003年:世界のアニメ事情より。アメリカの場合より抜粋)

暴力的なシーンや肌の露出に酒類が映る事を規制している事が分かる。放送されたのがカートゥーン・ネットワークと言う子供向けの番組を放送するチャンネルであるから、このような規制が行われたのであろう。
同サイトには国によっての性描写や他の規制についても書かれている。
-シンガポール場合-
カットしたり、しなかったりね。『エルハザード』『ふしぎ遊戯OVA』 『Niea_7』で裸を観たのを覚えています。でも『妖しのセレス』のオープニング・クレジットでは、妖と十夜のヌードショットをともにカットしました(>_<)
-イギリスの場合-
マンガ・エンターテイメントが皆をアッと言わせようと、しゃかりきになっていた90年代初期を振り返って見ると、UKの他の地域でも同じ“ミニブーム”があったね。うろつき童子らの吹替えは、BBFC(※検閲機関/英国映画等級指定委員会)のまともな認定証を得るため、意図的に手直しされていた。
ーフィンランドの場合-
あるマンガに起こったこんな話がありますよ。 4月に、まず成功間違いなしのマンガ(ドラゴンボール)が店頭に登場したことを知り、フィンランドのファンはうれしく思いました。ここでは初めてのことでしたね。残念なことに、2週で、シリーズはチャイルド・ポルノを宣伝していると非難されました。次にメディアはストーリーが不適切であると激怒し、本は販売中止となりました。ハァ~、なんだかなぁ…。ここで再びマンガを出版する勇気がある会社が現れるまでには、しばらく時間がかかるかも知れません(^^;)
-アメリカの場合-(フィンランドの事に関してのレス)
2000~2001年にさかのぼって、ここでも(アメリカ) 同様なことが起こったよ。悟空の裸の場面の一部について苦情を言った親がいたんだ。ぼくは裸の場面を本来のものに戻すよう、
VIZに対して一斉に抗議したうちの一人だった。もちろん“お得意様であるファンの意向”は結局通ったさ。そして元の姿に戻されたんだ!

結構厳しい規制がかけられているようだ。これにはマンガやアニメが「子供向け」という認識が強いからだろう。日本のように青年向けのマンガやアニメがある程度の認識と存在感を得ている訳ではないからだが、「子供が見て悪い」と思うからこそエヴァをあのようにカットされた訳だ。
日本では、この世界の規制を元にどうすれば良いか?
日本では過激な描写がある、いわゆるオタク向けアニメは深夜に放送される。これは制作と放送側の自主規制とは少し違う(深夜だと放映権料が安く出来る事が大きい)が、見る側を分けるスタンスにはなっている。
けれども、深夜だからと未成年が見ないと言う保証は無い。それこそCS放送のようにチューナーで視聴年齢制限を設定できれば最も良い。現在進んでいる地上デジタル放送もこの機能があれば心配される「児童への悪影響」を大きく防げると思う。
マンガも表紙に「15歳未満禁止」「18歳未満禁止」の表示をしておけば良いだろう。(それでも見てはならない年齢の児童が持っていれば小売店や所持していた人の責任である)
こんな風にある程度の規制を設けて「児童への悪影響」の心配を低減させるべきでもある。

日本ユニセフ協会が示し、これに則って自民党の一部が国会に提出しようとしてる「児童買春・児童ポルノ処罰法」の改正案は法律的な面での危うさから反対である。
また、これの対案として前述の規制も行って貰いたいと思う。

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某掲示板では呉護衛艦隊または呉陸戦隊とも名乗る戦車と眼鏡っ娘が好きな物書きモドキ
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