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架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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今日。日本の安全保障で重要な事が重なった日である。
・小沢民主党代表。ドイツメルケル首相と対談
・「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」第5回
・曹中国国防相来日。

まず、中国の曹剛川国防相が来日して就任したばかりの高村防衛相と会談した事に触れよう。
9年ぶりに日中の防衛首脳会談となった今回では、緊急時のホットライン開設・11月の中国艦艇の日本訪問・来月の瀋陽における演習に観戦武官として招待する。中国軍事費について。が話し合われた。
ここで目新しいのは演習の観戦に自衛官が招待される事だ。中国はロシアとの共同演習に、アメリカなどの国々に演習を見せ、人民解放軍としては初の海外展開となるロシア国内での中ロ共同演習「平和使命二〇〇七」を行うなど。中国は対外的に軍を見せる事が多くなった。
これは中国脅威論を払拭する狙いがあるのだろう。演習を見せると言う形だけでも少しは不透明と言われる中国のイメージを変えようとしてるのだ。
その不透明さの根拠である軍事費について曹国防相は軍の近代化の必要と共に「軍人の給与が上がった事と制服を新しくしている為」とした。
ここで出た中国軍の軍服は現在、07年式へと変えつつある。礼服は西側に似たデザインになり、近年の戦闘服の迷彩であるデジタル迷彩の戦闘服へと変わる。これは国際貢献や他国軍との合同演習の時に人民解放軍のイメージを高める戦略なのだ。しかし、230万の人民解放軍全ての制服を変えるのは3年掛かると言われ予算に響いている事は間違いない。
けれども人工衛星をミサイルで破壊する実験をするなど目が離せない事は確かだ。

次いでこの2つの記事を見て貰いたい。
小沢民主党代表。「国連の決議あれば派遣」
http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY200708300199.html
有識者懇談会「他国軍の後方支援」拡大容認で一致
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070830i106.htm

小沢代表の方は。ドイツのメルケル首相と会談をした席上での事だ。メルケルが次期総理を小沢と見て来たような風にも思える会談だが、「ここで日本にも議論が必要なことはよく理解しているが、国際社会で活動をするうえで、より重い責任を負わなければならい」と語り、記事では小沢は今のテロ特措法に代わってアフガンで民生支援を行う方針であるようだ。
同じ頃に首相官邸では「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」第5回が開かれ、他国軍への輸送や医療などの後方支援が戦闘行為と一体化するかについてが論議され、安倍総理は以前から戦闘行為一体化の論議で後方支援するのが良いか?と疑問を呈している。懇談会も今までよりも積極的な海外派遣の内容へと変えようとしているようだ。
国際貢献の場で1国だけが国内問題で出来る事が制限されるのは他国から尊敬されるものでは無いが、この2つの同日に起きた会談は自衛隊のアフガン派遣が有りそうな気がする。アフガン派遣の案自体は前からあったが、インド洋とイラク派遣をしているので行われなかったが。けれでも小沢がテロ特措法を潰す代償として自衛隊のアフガン派遣を容認しそうな気がてくる。小沢は民生支援の方針だが、タリバンが居る危険なアフガンで民生支援が可能なのは自衛隊だけである。
8月30日は自衛隊アフガン派遣の地ならしのように見えてならない。
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