架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20080104k0000m010085000c.html
昨年12月14日に戦闘指揮所(CIC)から出火した護衛艦「しらね」が除籍される事が決まった。
理由としては200億円の修理費用よりも2年かかる修理の時間が大きな理由だ。
「しらね」は1980年に竣工して現在27年以上も現役で居た古い艦である。その「しらね」に残された耐用年数は5年。2年間修理しても3年しか活動できない。これでは200億円をかけてまで修理する合理性は無いと判断したからだろう。
個人的には2基の砲塔を持つ姿が格好良くて好きなので5年早い除籍は悲しいものである。
「しらね」は「はるな」級と似た艦の姿だが、新型艦を作るよりも「はるな」級の改良発展型として様々な新装備と技術が詰め込まれた。
「しらね」級は海自護衛艦として初のコンピューター処理の可能なシステム艦であり、今の「リンク11」や「リンク16」による戦術データリンクの祖であった。また、2番艦「くらま」からCIWS20ミリ機関砲(ファランクス)を護衛艦で初めて搭載した。またシースパローを最初から搭載する設計も初めてだった。他にも新型のレーダーやソナーの搭載がなされた。
「しらね」級は今の護衛艦のシステムを作り上げた大きな意義のある艦であったのだ。
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