架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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2007年も残りあと僅か。ここで2008年の出来事について振り返る。
・防衛庁「省」へ昇格(1月)
・陸自。中央即応集団創設(3月)
・空自PAC3配備(同月)
・海自の新護衛艦「ひゅうが」進水(8月)
・海自インド洋給油活動終了(11月)
・海自SM3の発射実験成功(12月)
・海自情報漏洩問題
・防衛省大臣と事務次官での問題
防衛省・自衛隊関連だと防衛庁の「省」昇格という歴史的な幕開けで始まったにもかかわらず、海自のイージス艦の情報が漏洩した事件の捜査で春を迎えた。それから初代防衛大臣の久間章生による原爆発言での騒動による辞任。後任の小池百合子は守屋武昌事務次官を更迭させる問題で辞任。(この後で守屋の収賄容疑が露見される)安倍改造内閣では高村正彦が後任になるが、1ヶ月足らずで福田内閣発足により今の石破茂になった。防衛省は誕生から1年も満たない間に大臣が交替を繰り返すと言う異常な事態となった。(農林水産省の大臣は今年5人変わっている。みどり資源機構の問題があったりしたせいだが、これも異常である)
上と一部の隊員による問題を抱えながらも、海自初の空母に、空海のMDの実体化。陸自の有事での即応部隊創設と、自衛隊自体では新しい体系に向けて着々と進んでいる。
また、今年は6年も続けていたインド洋での給油活動が期限切れで終了となった。最後の派遣部隊司令となった尾島義貴一等海佐は隊員に「祖国日本に向けて針路を取る」の言葉で撤収命令を下した。今年一番心に響く言葉だと思います。帰る場所があるのだという認識を新たに出来るものだった。
・イラン。領海侵犯をしたイギリス兵を拘束(3月)
・イスラエル。シリア爆撃(9月)
・トルコ。イラク北部のクルド人武装組織を越境攻撃(12月)
海外では中東が緊張と、戦火に満ちていた。イラクとパレスチナ自治区で毎日繰り広げられる凄惨な争いと共に以上の3つを取り上げたい。イギリス兵拘束事件はイギリス兵がゴムボートでイラン領海に入った為にイラン当局に捕まった事件である。何のためにイギリス軍がイラン領海に入るような事をしたかは不明だが、解放されるまではCNNニュースでは以前にも増してアメリカによるイラン攻撃の可能性を伝えていた。もしかするとアメリカにとっては同盟国救援を名目にしたイラン攻撃のチャンスだったのかもしれない。
次のイスラエルによるシリア爆撃。これは謎が多い。
9月6日。イスラエル空軍機(F15とF16だという情報がある)がシリアを爆撃した。ニューヨークタイムズ(電子版10月13日付は「建設中の原子炉」だと報じている。この事件はシリアはイスラエルが領空侵犯して爆発物を投下したと非難(ダマスカス発ロイター通信)しているものの、当のイスラエルが何も発表をしない為に真相が不明となっている。大方の噂では北朝鮮とシリアが共同で核開発を行っていて、イスラエルがそれを阻止すべく施設を破壊したのだろうと言われている。(朝鮮中央放送は北朝鮮外務省報道官の言葉として否定している)今年はイランの核開発に関してもアメリカとイランが対立し、また宗教も絡んで対立するイスラエルがイランの弾道ミサイルに核兵器が搭載されるのを恐れてイランを攻撃すると一部から言われていたが、これは逆の方向で当たったと言える。イスラエルは四方を反キリスト・ユダヤの国々に囲まれている。過去4度の中東戦争とイラク原子炉爆撃事件(1981年)を見てもイスラエルは自国の生存の為に軍事力行使は躊躇しないと、また見せつけられたのだ。これは今も続くパレスチナ自治区での軍事行動に、昨年のレバノンへの軍事行動を見ても明らかである。
この生存の為には現在進行中のトルコによるイラク北部に展開するクルド人武装組織(クルド労働者党PPK)への越境攻撃にも見て取れる。PPKはクルド人による独立国家樹立の為に戦う組織だが、その戦いはテロによるもので、2004年までにPPKによるテロでトルコでは3万人の被害者が出たと言われる。
国の安全を確保すべくトルコは今回の攻撃を実行したのだ。もっとも、イラク戦争の時はトルコから進撃しようとした米第4歩兵師団の国内通過を認めず。代わりにトルコ軍の参戦を行おうとしたが、アメリカに止められている。こう見るとフセイン亡き後ではトルコにとってイラクは危険を呼び込む地域と化したと言えるのかもしれない。(フセインのイラクでは、クルド人の弾圧が行われていた。これである程度の抑止力が期待できたとトルコは見ていただろう。だが、今は新生イラクの政府に影響力を持つ民族となりトルコを不安にさせたのだろう)
こうして見ると、今年の中東も激動の中にあったと言える。
石油・民族・テロリスト。この3つが消えない限りは中東の戦火は絶えぬだろう・・・。
暗い話題になったので、明るい今年の話題で締め括りたい。
声優の浅川悠さん・森久保祥太郎さん夫婦に千葉紗子さん。結婚おめでとう~。末永くお幸せに~
・防衛庁「省」へ昇格(1月)
・陸自。中央即応集団創設(3月)
・空自PAC3配備(同月)
・海自の新護衛艦「ひゅうが」進水(8月)
・海自インド洋給油活動終了(11月)
・海自SM3の発射実験成功(12月)
・海自情報漏洩問題
・防衛省大臣と事務次官での問題
防衛省・自衛隊関連だと防衛庁の「省」昇格という歴史的な幕開けで始まったにもかかわらず、海自のイージス艦の情報が漏洩した事件の捜査で春を迎えた。それから初代防衛大臣の久間章生による原爆発言での騒動による辞任。後任の小池百合子は守屋武昌事務次官を更迭させる問題で辞任。(この後で守屋の収賄容疑が露見される)安倍改造内閣では高村正彦が後任になるが、1ヶ月足らずで福田内閣発足により今の石破茂になった。防衛省は誕生から1年も満たない間に大臣が交替を繰り返すと言う異常な事態となった。(農林水産省の大臣は今年5人変わっている。みどり資源機構の問題があったりしたせいだが、これも異常である)
上と一部の隊員による問題を抱えながらも、海自初の空母に、空海のMDの実体化。陸自の有事での即応部隊創設と、自衛隊自体では新しい体系に向けて着々と進んでいる。
また、今年は6年も続けていたインド洋での給油活動が期限切れで終了となった。最後の派遣部隊司令となった尾島義貴一等海佐は隊員に「祖国日本に向けて針路を取る」の言葉で撤収命令を下した。今年一番心に響く言葉だと思います。帰る場所があるのだという認識を新たに出来るものだった。
・イラン。領海侵犯をしたイギリス兵を拘束(3月)
・イスラエル。シリア爆撃(9月)
・トルコ。イラク北部のクルド人武装組織を越境攻撃(12月)
海外では中東が緊張と、戦火に満ちていた。イラクとパレスチナ自治区で毎日繰り広げられる凄惨な争いと共に以上の3つを取り上げたい。イギリス兵拘束事件はイギリス兵がゴムボートでイラン領海に入った為にイラン当局に捕まった事件である。何のためにイギリス軍がイラン領海に入るような事をしたかは不明だが、解放されるまではCNNニュースでは以前にも増してアメリカによるイラン攻撃の可能性を伝えていた。もしかするとアメリカにとっては同盟国救援を名目にしたイラン攻撃のチャンスだったのかもしれない。
次のイスラエルによるシリア爆撃。これは謎が多い。
9月6日。イスラエル空軍機(F15とF16だという情報がある)がシリアを爆撃した。ニューヨークタイムズ(電子版10月13日付は「建設中の原子炉」だと報じている。この事件はシリアはイスラエルが領空侵犯して爆発物を投下したと非難(ダマスカス発ロイター通信)しているものの、当のイスラエルが何も発表をしない為に真相が不明となっている。大方の噂では北朝鮮とシリアが共同で核開発を行っていて、イスラエルがそれを阻止すべく施設を破壊したのだろうと言われている。(朝鮮中央放送は北朝鮮外務省報道官の言葉として否定している)今年はイランの核開発に関してもアメリカとイランが対立し、また宗教も絡んで対立するイスラエルがイランの弾道ミサイルに核兵器が搭載されるのを恐れてイランを攻撃すると一部から言われていたが、これは逆の方向で当たったと言える。イスラエルは四方を反キリスト・ユダヤの国々に囲まれている。過去4度の中東戦争とイラク原子炉爆撃事件(1981年)を見てもイスラエルは自国の生存の為に軍事力行使は躊躇しないと、また見せつけられたのだ。これは今も続くパレスチナ自治区での軍事行動に、昨年のレバノンへの軍事行動を見ても明らかである。
この生存の為には現在進行中のトルコによるイラク北部に展開するクルド人武装組織(クルド労働者党PPK)への越境攻撃にも見て取れる。PPKはクルド人による独立国家樹立の為に戦う組織だが、その戦いはテロによるもので、2004年までにPPKによるテロでトルコでは3万人の被害者が出たと言われる。
国の安全を確保すべくトルコは今回の攻撃を実行したのだ。もっとも、イラク戦争の時はトルコから進撃しようとした米第4歩兵師団の国内通過を認めず。代わりにトルコ軍の参戦を行おうとしたが、アメリカに止められている。こう見るとフセイン亡き後ではトルコにとってイラクは危険を呼び込む地域と化したと言えるのかもしれない。(フセインのイラクでは、クルド人の弾圧が行われていた。これである程度の抑止力が期待できたとトルコは見ていただろう。だが、今は新生イラクの政府に影響力を持つ民族となりトルコを不安にさせたのだろう)
こうして見ると、今年の中東も激動の中にあったと言える。
石油・民族・テロリスト。この3つが消えない限りは中東の戦火は絶えぬだろう・・・。
暗い話題になったので、明るい今年の話題で締め括りたい。
声優の浅川悠さん・森久保祥太郎さん夫婦に千葉紗子さん。結婚おめでとう~。末永くお幸せに~
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