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横須賀を後にして、品川駅でロッカーから荷物を取る。
そこから友人Y宅のある西馬込に向かおうとしたが、携帯電話のメールで「仕事がまだ終わらない」との事。
時間を潰すために秋葉原へ。ラジオ館の模型屋で物色する。
1/144のフォッケウルフ戦闘機と架空戦記シリーズのⅣ号駆逐戦車に、バズーカ名鑑のパンツァーシュルックを買った。
そうしてる内に友人Yからメール「20時半までに田町駅に来て」との事。すぐさま山手線で向かう。
しかし、予定より30分以上も早く着き友人Yも仕事を早く切り上げて俺を迎えに来てくれた。なんとも申し訳ない。
それからYと「大戸屋」で晩飯を食い、近所の本屋でYが「マキバオー」続編の単行本を買う。いつの間にか続編があった事に驚いたw
そして西馬込にあるYの住んでるアパートの部屋へ。
俺の部屋と似て酷い有様だと去年と同じ感想を持ちながら入る。クーラーの涼しさがなんとも心地良い。
何のいきさつか、Yが持ってるサクラ大戦Ⅴ出演の声優が出る「サクラ大戦 紐育レビュウショウ」のDVDを見る。これはサクラ大戦出演の声優が舞台に立ち、ドラマや歌や踊りありと言うミュージカルである。これは最初のサクラ大戦のメンバーから続くもので、Yは何度も講演を見に行っている。ひとえに熱いサクラ大戦ファンなのである。(俺もサクラ大戦は好きだ)
サクラ大戦Vのメンバーには俺が最近好きになった声優の皆川純子さんが出ている。演じる役はアフリカ系アメリカ人の弁護士。なので格好は黒のスーツ。おお!流石はアニキだ!なんて思ってしまうほどに決まっているのだ(笑)
ミュージカルなので間に歌が入る。中でも内田直哉は輝いて見えた。ノリノリの歌も日舞をしながらの歌も何でもこなしている。洋画の吹き替えではブルース・ウイリス役で有名な内田さんの凄い一面を見れて面白いものだ。
そうこうしている内に時間は18日午前2時になっていた。寝なければ。
翌朝。東京に親戚が居る友人AがYの所に来ると言うのでYと共に迎えに行く。外は曇りで前日とは違い涼しいものだ。
Aと合流し、コンビニで朝飯を買ってYの部屋に戻る。3人で居るには狭いと一同同じ感想を抱く(笑)
俺は朝飯を食い、歯磨きをして先に出かける準備をする。まずは2日目のコミケ会場に向かい2ちゃんねるATX実況スレでの知り合った25苺さんの所へ向かい、それからATX実況スレのオフ会へと向かうのだ。
本当は前回と同じく三原駅発新宿着の高速バスにしようとしたが、電話予約で「座席が無いですね。ですが町田に着くのならありますよ」と言われ、それで予約した。
町田。今年起きた暴力団構成員がアパートに立て籠もった事件の現場となった町でしかしらない土地だ。
バスの揺れと不意打ちの車内点灯で良くない寝起き状態で町田に到着。
ここで少しスケジュールが狂う。荷物を港区に住む友人Y宅で預けようとしたが。「来るなら8時まで」と言われていた。しかし、到着は7時15分。町田から友人Y宅まで1時間以上もの時間が必要だから8時までは無理だ。かといって出勤する友人Yを待たせる訳にいかない。
ここで新たなスケジュールを路線図眺めながら決めた。
町田の駅では共産党の演説という(9条を守らないといけないと言っていた)出迎えを受ける。
まずは、小田急線で生田駅に向かい。そこから少し歩いて明治大学内にある旧陸軍登戸研究所を外から眺める。
次いで生田から登戸まで小田急で向かい、そこから南武線で武蔵溝ノ口から田園都市線溝の口駅で乗り替え、双子玉川へ。そこで「フタコイ オルタナティブ」の世界を堪能(?)する。
まずは生田へ。目的の登戸研究所は1937年に登戸実験場をはじめに、登戸出張所を経て1942年には第9研究所と名称を変え、規模は拡大した。この研究所では日中戦争の為にニセ紙幣を製造して国民党政府の経済を崩壊させる謀略の道具に太平洋戦争末期では風船爆弾の開発も行っていた。また、戦後の帝銀事件で使われた毒薬が登戸研究所で作られた物だとも言われており、秘密の多い陸軍の部署であった。
いきなり見に行く事にしたが、明治大学構内にいきなり入る訳にはいかない。ので外から眺める。木や草が茂り構内を伺えるものでは無かったが、これが当時と同じなら防諜の役割にはなったかもしれない。
次いで双子玉川へ。田園都市線の車窓から多摩川を見ると河川敷の風景はまさに「フタコイ」の世界だ。そして双子多摩川駅を下りる。
駅前は。デパートやビルが並んでる。少し町の奥へ行くと「フタコイ」の世界に近い雰囲気の町並みに。けど、美少女双子を見る事は無かった。綺麗なお姉さんならよく見れたが(笑)
双子多摩川から大井線で大井駅まで。そこから東海道線で品川駅へ。そこのロッカーで荷物を置く。
出発前に。某掲示板仲間のプリムラさんから「品川駅から京浜急行に乗ると大原さやかのアナウンスが聞けますよ」と教えて貰う。しかし、間違って京浜東北線で大船駅まで行く。
大原さやかは「うたわれるもの」のウルトリィや「xxxHOLiC」の壱原侑子など年上お姉さんの役が多い声優だ。楽しみにしていただけに悔やまれる。
大船でソバを食ってから横須賀線で横須賀へ。
横須賀駅の直前で海自の基地が眼前に広がる。「たかなみ」級や「しらね」級が出迎える。駅前の風景を見てアニメ「スカイガールズ」で桜野音羽と園宮可憐がひっやくり男を倒す場面を思い出す。
ヴェルニ公園から横須賀の海自艦艇と、初めて見る米軍艦艇を見る。
タイコンデロガ級巡洋艦やアーレイバーグ級駆逐艦が補修作業の様で。SPYレーダーは緑のシートで覆われ、各所には作業用の足場がある。また、ミサイル追跡の艦艇らしきものも1隻あった。
歩いて三笠公園へ。東郷平八郎像と記念艦「三笠」が眼前に広がる。記念艦「三笠」は日露戦争で連合艦隊旗艦となった戦艦で。1925年(大正14年)に記念艦となった。
艦橋の一番上を行く。高所恐怖症の俺もなんとか登る。そこから東郷が見たであろう1905年(明治38年)5月27日の光景に思いを馳せる。煤煙連ねるロシアバルチク艦隊を睨み、4600mまで反撃を堪える。それを天井の無い高台でしていた東郷。相当の心労があったに違いないと思われる。
甲板を歩き回ると副砲の多さに驚く。艦の側面に艦橋と、配置可能な所はどこでも副砲がある。(15センチから47ミリの各砲合わせて40門!)その副砲も天井付きで壁もあるが、後ろは開けている所や、密室の所もある。ここで砲撃の轟音に振動。更に熱を帯びた砲からの熱で操作する将兵は汗だくになりつつ迅速に作業するのだ。それを考えると過酷な環境である。
それと打って変わって艦内後部にある士官の部屋は豪華だ。艦長や長官に幕僚・機関長の部屋はカーテン付きのベッドに木の棚が置かれた簡素に見えるが軍艦にしては豪華である。公務室と呼ばれる作戦会議等を行う部屋はホテルやレストランか?と思える豪華さだ。(そこには副砲が隅にあった)旧帝国海軍はイギリスに習い「三笠」はイギリスで作られた。この頃の海軍はまだイギリス流が色濃いようである。
また、艦内の資料室には「天気晴朗なれども波高し」の無電を受けて紙に書き留められた通信用の用紙に、東郷の軍服が展示してある中で俺を含めた来客の方々が注目を浴びたのは、日本海海戦の動くジオラマだ。センサーで人が居るのを確認すると装置が動き、説明のアナウンスが始まり日露の艦隊の模型が数珠繋ぎで進む。結構仕掛けが細かく砲戦の段になると模型の豆電球が光って発砲を演じ、海面からは水柱を模したモノが飛び出す。見ていてなかなかに面白いものでした。
それに艦内にはその部署で亡くなった将兵の名がプレートで書かれて貼り付けられている。この「三笠」が歴史の中にあるなによりの証拠と言える。
「三笠」の次は、猿島だ。「三笠」の横には猿島行きの船着き場ある。
猿島は幕末に3門の砲が置かれるのを始めに、要塞としての生涯を歩む。明治17年からは近代的な要塞の工事が始まり、東京湾防衛の1拠点となった。太平洋戦争末期は砲台を高射砲に変えて対空の要塞となり終戦を迎えた。
そして現在は、観光のビーチとして賑わっていた。猿島に着くと自分が場違いな所に来たのでは?と錯覚するアウトドアな光景だ。それを横目に山へ向かう。波止場から「海軍港」の碑があり、山道の始まりの所には当時のモノであろうコンクリート製の建物がある。山の中を進むと赤い煉瓦の壁が現れる。空を隠す木の茂りもあって涼しげな風景だ。奥に行くと煉瓦のトンネル、更に上を登ると3カ所の砲台跡(コンクリートの基礎だけ)が。海軍の要塞であったから高角砲が据えてあったのかもしれない。
最後に山の頂上にある元観測所の建物を見て下山。波止場へ。この時までに慣れない山登りで身体はヘトヘトになっていた。だが、これから横須賀線・京浜東北線・山手線と乗り替えて行き、友人Yと合流するのであった。
17日に到着して横須賀。戦艦三笠や猿島(要塞の跡)を見学する。
18日には2ちゃんねるのATX実況スレの皆さんとオフ会して、(徹夜カラオケのようだw)
翌日のコミケ3日目に行ってくるよ~
(左。73式中型トラック 右。地下鉄サリン事件での化学防護隊)
同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」を原作にした同名アニメの第2期である「ひぐらしのなく頃に解」が放送中である。(スカパーのATXで第5話まで見た)
今回は第2話から梨花がよく登場して顔が「にぱ~」としている俺ですw(実は魅音も好きだがw)
今作では俺の趣味である軍事で見る所が一つある。
雛見沢大災害での陸上自衛隊である。
「解」の第5話「雛見沢大災害」では73式中型トラックに73式小型トラック(いわゆるジープ)が登場します。何よりも注目は陸自隊員達の化学防護服だ。
グレーの防護衣。これは「化学防護衣4型」で陸自でも化学防護隊しか装備されないものだ。ゴム製で気密性が高い防護服で、地下鉄サリン事件での車輌内で除洗作業で着ていた。(他はガスマスクのみや、最近では個人用防護装備が使われてる)
つまり、雛見沢に派遣されたのは化学防護隊という事だ。(原作だと化学防護隊が来たと書かれた聞く。つまりアニメのスタッフはそれを知って調べて描いたのだろうと思う)
ちなみに「ひぐらし」の舞台である昭和58年では第101化学防護隊しか陸自の対NBC部隊はいない。
「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」
「ふん!弱々しいファーストチルドレンの言葉なんぞ吐きおって。そんな事で私に勝てるか!」
イギリス軍雷撃機と艦隊(H部隊)の襲撃に陣形を崩したままのイタリア艦隊Ⅱとレーダー艦隊。レーダーは自らの旗艦である軽巡洋艦を混乱する友軍艦艇をかき分けて突き進む。
「勇気は認めてやる。だが、バラバラとなった艦隊に何ができよう」
イタリア空軍
「待たせたなドイツの旦那」
「遅いぞこのパスタ野郎」
クレタ島上空での空戦が一段落するとイタリア空軍は艦隊の援護の為に現れた。これに複葉布張りのイギリス軍雷撃機ソードフィッシュは退散した。
イタリア艦隊Ⅱ
「珍しく援護したな我が空軍は。ゲスト(レーダー)が居るからかよ・・・」
「愚痴言う暇があるならスクリューと砲を動かさないか!制空権が回復したから一気に反撃するぞ!」
勢いを付けたレーダーとイタリア艦隊はイギリス艦隊に逆襲する。少し前と違い、確実に1隻づつイギリス艦艇を撃沈していく。
「くそう、マルタ島と空母『アークロイヤル』の航空隊が頑張ればもう少しで・・・」
歯ぎしりするコーネリアを嘲笑うように枢軸軍の艦隊はイギリス軍を蹴散らし進む。
「敵空母『アークロイヤル』発見です!」
「なんて事だ!ここまで攻められるとは!」
「「地中海の藻くずとなれ!!」」
レーダーとイタリア艦隊Ⅱは積年の怒りをぶつけるようにイギリス空母「アークロイヤル」を叩きに叩き、地中海の海底へ送り込んだ。
「まだ・・・まだ勝ったと思うな!」
イタリア軍はこうしてイギリス軍H部隊を壊滅させた。しかし、残る目標の輸送艦隊と障害となる地中海艦隊は今だ健在であった。