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(拾いもののニュース画像から。拳銃があるとはいえ警官1人だけで正気では無い犯人を取り押さえるのは賞賛に値する)
今日の昼に東京の秋葉原で凄惨な事件が起きた。
トラックで人混みに突っ込み、更に犯人はトラックを降りて凶行を続けた。
今の時点で12人が負傷。6人が亡くなった・・・。
このような不条理な形で殺されてしまう事件には胸が痛む。犯人は自暴自棄になったと思われる発言をしていたが、それで命を奪うのは言語道断である。
自分の不満の捌け口に見知らぬ誰かの生涯を終わらせるのだから。
奇しくも今日はは2001年の附属池田小事件から7年目の日である。
この事件も8人の子供を殺し、15人を負傷させた。その犯人も自暴自棄になって犯行に及んだ。
2つの事件で亡くなった方達の冥福を祈るばかりである。
(拾い物画像。海外のニュースでも報じられてたいようだ)
(産経新聞より)
民主党の円より子議員と下田敦子議員が14日に美少女アダルトゲームや美少女アダルトアニメの製造販売に対しての規制を訴える請願が国会に出された。
請願の要旨の中では
「このようなゲームに誘われた青少年の多くは知らず知らずのうちに心を破壊され、人間性を失っており、既に幼い少女が連れ去られ殺害される事件が起きている。これらにより、幼い少女たちを危険に晒(さら)す社会をつくり出していることは明らかで、表現の自由以前の問題である。社会倫理を持ち合わせていない企業利潤追求のみのために、幼い少女を危険に晒している商品を規制するため、罰則を伴った法律の制定を急ぐ必要がある。」
となっている。
この中で目を引くのが批判の的となった「このようなゲームに誘われた青少年の多くは知らず知らずのうちに心を破壊され、人間性を失っており」の部分である。
これは根拠のない暴言だ。
この言葉が正当ならAVを見ている人も「人間性を失っている」事になる。
つまり、冤罪で痴漢の犯人にされた人は自宅に痴漢もののAVがあれば「人間性を失っている」として有罪になってしまうではないか。
根拠もなく「人間性を失っている」と断定するのは差別に他ならない。
請願の目的が子供を守るとしながらも一概に差別をするのはまさに矛盾していると言って良い。
子供を守ると言う大儀を掲げれば差別を容認して良い訳が無い。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080522_sangiin_game/
(GIGAZINEより)
また今回の請願というのにも注目して欲しい。
今回は円・下田の両議員が考えて提出されたのでは無く、誰かの要望から国会に出されたものである。
http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20080520
(反オタクの国会議員リストより)
どうやら請願はジュベネイル・ガイドなる団体の要望を円・下田の両議員が提出したようだ。
5月2日には児童ポルノ規制強化の法案が与党のプロジェクトチームで検討を終えて国会に提出する事となった。この流れに乗って請願が出されたものと考える。
今回の児童ポルノ規制強化の法案ではアニメ・マンガ・ゲームへの規制強化は見送られた事も請願への動きになったと思われる。
今年の児童ポルノ規制の動きは「単純所持禁止」が明記されそうであるから尚更反対があった。
先週水曜日にもNHKクローズアップ現代でも児童ポルノ規制の特集があったが、どうも児童ポルノ規制は感情論での動きが目立つ。それは今回の請願が最も示していると言える。
(西日本新聞)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30935320080321
(ロイター)
チベットでの騒乱から一週間が過ぎた。
中国のチベット支配に抗議するデモを中国の軍や警察が鎮圧に出動し、今も弾圧とも言える事をチベットの人々は受けている。これは独立運動である。
それらは、中国側がチベット一帯から外国人を閉め出した事で全容を知る事は不可能ではるが、騒乱が起きた最初の頃は各国のジャーナリストや観光客に目撃されている。
http://jp.youtube.com/watch?v=iB_bAIS1zV0
(ドイツのTV)
http://jp.youtube.com/watch?v=-OsYg0qoJ00&feature=related
(オーストラリアABC)
http://jp.youtube.com/watch?v=FtvcppN67Nw&feature=related
(騒乱発生直後の映像)
今回の騒乱はチベット以外でもインドやネパールでも抗議デモは起こり、大規模なものとなっている。
何故今なのか?
これは北京オリンピックへ開催が大きいだろう。チベット騒乱が始まる前から環境問題で中国入りをギリギリまで伸ばす選手団や喘息持ちの選手が辞退するなど開催前からマイナスのイメージが出て。そこに食の問題と、国際的に中国を危ぶむムードが出来つつあった。そこに今回の騒乱で中国を追い込もうとしているのだ。
このままチベットの問題で国際的批判が続けば、アフガニスタンに侵攻した事でボイコットした国が続発したソ連のモスクワオリンピックやアパルトヘイト政策でボイコットが起きたモントリオールオリンピックの二の舞ならぬ三の舞を演じる事になるだろう。
そうなれば、国威発揚で長年準備した中国のメンツは潰れる事だろう。
これで、チベットの独立に即繋がるにはまだ遠いだろうが日中戦争(支那事変)で日本が残虐行為を行ったと捏造までして行う中国のキャンペーンは薄れて、その裏側に注視される事だろうと思う。
それは、特に日本。今日の日本テレビで放送された「太田光の私が総理大臣になったら・・・」でチベット問題をナレーションで紹介しただけで、出演者のコメント無し(カットしたのだろう)に次に移る進行をしていた。
これは言論封殺に他ならない。中国を非難してはならないと言う言論弾圧である。
今の日本もチベットとは違う支配に置かれているのだろう・・・。
まずはこれを見て欲しい
http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h20/pdf38.pdf
(警察庁 平成19年度中のいわゆる出会い系サイトに関係した事件の検挙状況について)
この中の「検挙件数の年別推移」と見て貰いたい。
合計した推移を見ると児童ポルノは-22.1%となっている。これを見て減少傾向にあるとは言い切れない(今年の検挙数が平成19年度の81件から80件~75件の数字。平成21年度も同じ数字の中で推移すれば横ばい傾向になる・・・)
だが、現在更に規制を設けなくとも現行の法律で増加しないと考える。
むしろ、出会い系サイト規制法違反が+159.6%なのが問題だ。児童ポルノ規制を推進する方は「児童を守るため」とも言うが、着々と増えているこの犯罪をどうにかする方に力を入れるべきではないだろうか?
この警察庁の統計の中には「児童による誘引」と言うのがあり、平成18年と平成19年は半数が児童による誘引としている。
俺が何を言いたいかかと言うと、「児童を守るなら現実に起こる方に力を入れろ」と言いたい。
基準が曖昧な児童ポルノ規制強化よりも出会い系の規制をして誤った道に進む児童を救うのが今やるべき「児童を守る事」ではないか。
「基準が曖昧」と前述したが、児童ポルノ規制を行おうとする政治の世界を見るにそれは顕著である。
http://ameblo.jp/mangaronsoh/entry-10076351373.html
(マンガ論争勃発のサイトより民主党松浦大吾議員のインタビュー)
--法務省は児童ポルノの定義をどのように考えているのでしょうか?
松浦さん:民主党の会議では「もし、30歳の女性が子供の頃に撮影したヌード写真をブログにアップした場合、児童ポルノとして処罰対象になるのか? 仮に、そうであれば一体誰の人権を侵害したことになるのか?」と質問しました。
これに対して、法務省は、「子供の人権を侵害したとして処罰の対象になる」と回答しました。そこで「成人の女性が、自己決定で公開したものが誰かを傷つけていることになるのか?」と聞いたところ「本人は傷ついているハズです」と答えるのです。
そこで、若い夫婦がブログで行っている育児日記で子供の裸の写真をアップした場合はどうなのか?と尋ねたところ「児童ポルノにあたらない」といいます。性欲の対象は多様でペドファイルの目から見れば刺激を受ける可能性もあるわけですが、法務省はそれらの判断は裁判官が一般の社会通念を加味して行うものだというわけです。
--欧州では児童ポルノに対して「社会秩序に対する罪」等を明文化している国もあります。今のお話をお伺いした限りでは、法務省には、そういった見解もないのですね。
(同サイトのインタビューより抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20080303
(奥村弁護士の見解。このインタビューについての補足があります)
法務省は児童ポルノ規制については曖昧な認識しか持っていないのである。
こんな調子で規制強化の法律が成立すれば自分の子供の頃の海水浴や入浴の写真を自分のブログやサイトにアップしてしまったら逮捕されかねない。
これをアニメやマンガ・ゲームに照らせば海水浴や入浴シーンのあるものはキャラクターが未成年と判断されれば規制対象であり、その作品を所持していれば「単純所持」で逮捕となる。
先の松浦氏のインタビューの中では「それらの判断は裁判官が」とある。
裁判官にしても、みんなアニメやマンガを愛好したり知識を有する方ばかりでは無い。そうなれば判決は裁判官の主観でバラバラになり、反論の証拠があっても前例を遵守して判決する場合もある。
いくら司法で白か黒かを決めて貰うにしても裁判官の負担を増やす事になる。
前回の記事では野田順子議員の「世界基準の規制」にすべきと言う意見に賛同した訳だが。世界では、どうなのか?
アメリカのカートゥーン・ネットワークのトゥナミ枠(17:00~19:00)で「ジャイアント・ロボット・ウィーク」 で放送された「新世紀エヴァンゲリオン」の場合。
『エヴァ』も第壱話と第弐話のみが初めて全米放送されました。この時 第弐話「見知らぬ、天井」で編集された主なシーンは以下の通りです。
*エヴァの頭部から吹き出る血しぶきのシーンはカット。
*ミサトの「心配しなくても、子供に手を出したりしないわよ」のシーンはカット。
*部屋のビール缶と酒ビンの山のシーンはカットされ、YEBICHビール缶は青く塗られたり、削除された。
*ミサトの「プハーーカァー!やっぱ人生この時のために生きてるようなものよねェー」のシーンはカット。
*ミサトのバストやヒップのアップはカット。干してある下着類もカット。
*シンジ君の股間のギャグは全部カット。そのためあおりを食ったペンペンは全く登場しない!
*ミサトは入浴しているのに、なぜか青いビキニを付けている。
*ミサト「まさか!」リツコ「暴走!」というセリフはカット。
*使徒が腕をへし折られたり、胸の突起をもぎ取られるシーンはカット。
などなど合計28箇所も修正されたそうです。
http://www.moonlight.vci.vc/misc/world_anime2.html
(2003年:世界のアニメ事情より。アメリカの場合より抜粋)
暴力的なシーンや肌の露出に酒類が映る事を規制している事が分かる。放送されたのがカートゥーン・ネットワークと言う子供向けの番組を放送するチャンネルであるから、このような規制が行われたのであろう。
同サイトには国によっての性描写や他の規制についても書かれている。
-シンガポール場合-
カットしたり、しなかったりね。『エルハザード』『ふしぎ遊戯OVA』 『Niea_7』で裸を観たのを覚えています。でも『妖しのセレス』のオープニング・クレジットでは、妖と十夜のヌードショットをともにカットしました(>_<)
-イギリスの場合-
マンガ・エンターテイメントが皆をアッと言わせようと、しゃかりきになっていた90年代初期を振り返って見ると、UKの他の地域でも同じ“ミニブーム”があったね。うろつき童子らの吹替えは、BBFC(※検閲機関/英国映画等級指定委員会)のまともな認定証を得るため、意図的に手直しされていた。
ーフィンランドの場合-
あるマンガに起こったこんな話がありますよ。 4月に、まず成功間違いなしのマンガ(ドラゴンボール)が店頭に登場したことを知り、フィンランドのファンはうれしく思いました。ここでは初めてのことでしたね。残念なことに、2週で、シリーズはチャイルド・ポルノを宣伝していると非難されました。次にメディアはストーリーが不適切であると激怒し、本は販売中止となりました。ハァ~、なんだかなぁ…。ここで再びマンガを出版する勇気がある会社が現れるまでには、しばらく時間がかかるかも知れません(^^;)
-アメリカの場合-(フィンランドの事に関してのレス)
2000~2001年にさかのぼって、ここでも(アメリカ) 同様なことが起こったよ。悟空の裸の場面の一部について苦情を言った親がいたんだ。ぼくは裸の場面を本来のものに戻すよう、VIZに対して一斉に抗議したうちの一人だった。もちろん“お得意様であるファンの意向”は結局通ったさ。そして元の姿に戻されたんだ!
結構厳しい規制がかけられているようだ。これにはマンガやアニメが「子供向け」という認識が強いからだろう。日本のように青年向けのマンガやアニメがある程度の認識と存在感を得ている訳ではないからだが、「子供が見て悪い」と思うからこそエヴァをあのようにカットされた訳だ。
日本では、この世界の規制を元にどうすれば良いか?
日本では過激な描写がある、いわゆるオタク向けアニメは深夜に放送される。これは制作と放送側の自主規制とは少し違う(深夜だと放映権料が安く出来る事が大きい)が、見る側を分けるスタンスにはなっている。
けれども、深夜だからと未成年が見ないと言う保証は無い。それこそCS放送のようにチューナーで視聴年齢制限を設定できれば最も良い。現在進んでいる地上デジタル放送もこの機能があれば心配される「児童への悪影響」を大きく防げると思う。
マンガも表紙に「15歳未満禁止」「18歳未満禁止」の表示をしておけば良いだろう。(それでも見てはならない年齢の児童が持っていれば小売店や所持していた人の責任である)
こんな風にある程度の規制を設けて「児童への悪影響」の心配を低減させるべきでもある。
日本ユニセフ協会が示し、これに則って自民党の一部が国会に提出しようとしてる「児童買春・児童ポルノ処罰法」の改正案は法律的な面での危うさから反対である。
また、これの対案として前述の規制も行って貰いたいと思う。
これは児童買春・児童ポルノ処罰法の強化を訴えるものである。
http://www.asahi.com/life/update/0311/TKY200803110429.html
(朝日新聞)
このキャンペーンで、日本ユニセフ協会は以下の項目を要望している。
|
||||||||||||||||
※「子どもポルノ」と「児童ポルノ」 |
(なお、日本ユニセフ協会は国連のユニセフとは別の紛らわしい組織である)
この要望書を要約すると、児童ポルノの単純所持禁止。自走ポルノの規制をマンガ・アニメ・ゲームにも適用する事。となる。
はっきり言うと、俺はこの日本ユニセフ協会の要望には反対である。(2)の(エ)には賛成だが、単純所持禁止は冤罪事件が怒る事と捜査権の乱用の恐れがあるからだ。
例えば、何かの事件で警察がある人物をマークした場合、証拠不十分で犯人では無い可能性のある人物でも児童ポルノの単純所持で逮捕が出来るのである。
また、そうで無くてもメールに児童ポルノの画像が送付されていた場合も単純所持に該当する事となってしまう。
現実に起こった問題として。
2003年イギリスのギタリストであるピート・タウンゼントが児童ポルノのサイトに接続したとして逮捕された。不起訴で釈放されたが5年間も性犯罪者リストに登録された。
タウンゼントは幼少期に虐待を受けた経験を持ち、児童ポルノサイトへの接続もその時の事を書く著書の取材をする為であったという。(その後の捜査で疑いは晴れている)
この事件で思うに、ネットの掲示板やメールに児童ポルにサイトへアクセス出来るURLをポルノとは無関係のものと貼っておくと容疑者を多く生む事が懸念される。警察の捜査で「児童ポルノ単純所持の疑い」で任意同行される懸念は無いだろうか?
世界では絵画や単なる家族の写真にまで範囲が及ぶ可能性があり、単純所持を違法とする事を保留としてる。(欧州評議会サイバー条約など)
マンガ・ゲーム・アニメへの規制だが、日本ユニセフ協会の案や規制推進派は実在しない架空の児童でも規制の対象とするべきだとしている。
だが、その規制を行うであろう人達はマンガやアニメ・ゲームを知っている人とは限らないだろう。
その点の不安を「恋愛ジャンキー」などの作者であるマンガ家の葉月京は語る。
「私自身はそうした漫画は吐き気がします。母親になってからは特に嫌です。けれども、私も設定は18歳以上ですが、ベビーフェイスで巨乳の登場人物を描くことが多いです。ある人が見れば、児童ポルノ漫画に見えてしまうかもしれませんね。いったい誰がどのように判断するのでしょう」
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080313/22046
(オーマイニュースより抜粋)
この言葉の通り、見る人の主観で「これは18歳以上に見えるからセーフ」「これは18歳以下に見えるからアウト」と判断されてしまう。それを法律に則って行おうとしているのだ。
アニメやゲームでは、見た目は子供でも100歳を越える年齢と言う設定のキャラクターもある。これも見た目で判断されれば「アウト」になってしまうだろう。
こうした「単純所持」・「マンガ・アニメ・ゲームをも規制」は魔女狩り裁判を彷彿とさせる。
「犯罪撲滅」を大儀に「有罪・無罪」を決める権力が振るわれるのである。これは正義を騙る法の暴力に発展する可能性を秘めている。
オタクを「理解できない存在」として宮崎勤事件をはじめ児童への犯罪を行う「犯罪者予備軍」とも見てる事からも、この法律を施行しようという素地になっている感もある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008031400699
(時事ドットコム)
法案は国会に提出されて審議されようとしているのが、今の現状であるが、規制の推進をしている議員の1人である自民党の野田聖子衆議院議員は2007年3月29日の児童ポルノ撲滅のシンポジウムでこう発言している。
「児童ポルノ法や児童虐待防止法は現実の児童を対象にしたもので、アニメなどフィクションなものに対応するには、かなりの法改正が必要となり、時間がかかってしまう。個人的には、改正よりも、新法を立てるべきだと思う。そこで重要なのは、国際的な基準に合わせること。アニメや漫画などを日本の輸出産業に位置づけていくのであれば、世界的な基準に合致したモラルを確立するのは重要なこと」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/03/30/15252.html
(インターネットウォッチより)
アニメやマンガを国際的なものとして見ての発言だろう。国際的だと、アメリカは最高裁判所で「現実違法行為と、偶像創作物における犯罪行為の描写については、一律に取り扱ってはならない」とする判例もあり、世界基準で見れば現実で起こる事と、架空や創作物の事とを区別している。
児童への犯罪撲滅を目的としているが、マンガ・アニメ・ゲームのせいで事件が起きたと言うはっきりとした事例も無い。また、性犯罪の顕著な原因とされる事例も無い。
これは昨年の斧を凶器とした16歳の少女による殺人を「ひぐらしのなく頃に」の影響だと根拠無く報じた某番組と同じ事である。
また、規制推進派は言う「日本はポルノの輸出大国」だと。
イギリスのインターネット監査財団(IWF)は「児童ポルノの産出データー」として、国ごとの児童ポルノのサーバー設置数を1996年から2006年までの10年間の統計として出したものだと。
51%がアメリカに設置されたサーバと推定。
20%がロシアに設置されたサーバと推定。
7%がスペインに設置されたサーバと推定。
5%が日本に設置されたサーバと推定。
1.6%がイギリスに設置されがサーバと推定。
http://www.translativearts.com/log20080208.html
(兼光ダニエル真氏のサイトより)
http://www.iwf.org.uk/media/news.archive-2006.179.htm
(IWFの統計)
これだと日本は二桁も越えていない。
2004年の国際ECPAT(ストップ子供買春の会)の中間報告で
、「1999年に於いて、日本は世界でもっとも多くの児童ポルノを産出する国の一つであった。しかしその後児童ポルノをめぐる法律が改定され、それ以降画像量は劇的に減少している」
と指摘している。
世界基準から見れば日本の児童ポルノは減少しているし、小規模であると判断できる。
本来は実在している児童が性的虐待や児童買春されるのを防止する児童買春・児童ポルノ処罰法の目的である。それの理念が冤罪事件や裁くべきでない所をも断罪する事をも招く事になるのは本来の目的を逸脱してはいないだろうか?
今も大人によって虐げられる子がいるのだ。中には自ら援助交際という売春への間違った道を行く子がいるのだ。
けれどもそれは、現実の世界での事である。
一方的な業界や嗜好の人間を弾圧する前にこれらの子供達を救い、正しく明るい将来へ導く事が先決ではないだろうか?
確かに、マンガ・アニメ・ゲームにはある程度の規制は必要だろう。だが、一方的に裁こうとする日本ユニセフ協会の提案は早計である。
犯罪を起こすのは人間である。その人間の周りにある物が犯罪を起こし、誘発する訳ではない。
その人間の理性が善良な人間より小さかったか、あえて理性を捨てる選択をした思考が犯罪に手を染めるのである。