[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
空幕長と言う要職で問題を巻き起こす事をするのは良いものでは無いが論文が与えた意味は大きなものである。
マスコミや国会の参考人質疑を見ると問題は2つに集約される。
・歴史認識
・文民統制
前者は論文について。後者は政府認識と違う考えを持っているのではないかという疑心である。
マスコミと国会では主に文民統制の危機だと問題提起している。
政府認識の元である村山談話。1995年に終戦50周年を記して当時の総理大臣であった村山富市が語った声明である。
「戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」
(村山談話より一部抜粋)
日本は侵略を行いアジア諸国に惨劇を振りまいた。よって謝罪する。それが村山談話の意味である。
田母神氏の論文ではそれに対すると思われる内容では。
「さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2 百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ」
(日本は侵略国家であったのかより一部抜粋)
太平洋戦争で日本軍が東南アジアのイギリスやオランダの植民地に進撃してその地域は戦後に独立を果たした。当時の日本が考えていた独立の姿では無かったが日露戦争の勝利から見えた有色人種が白色人種に勝つ可能性を日本はアジアやアフリカに示した。
アジアで独立運動の活動家達は日本に大いに期待していたが、日本の政策は福沢諭吉の「脱亜入欧」のままであり欧米との覇権争いがメインであった。太平洋戦争で日本軍が占領した地域では資源獲得を優先とした軍政であり今村均中将のように現地民への配慮をしたケースが希であった。
また、インド独立のインド国民政府やインド国民軍を創設したが太平洋戦争での日本は戦略が方向の定まらないものであった為にインド独立への行動も1944年のインパール作戦の一環にインド国民軍を同行させるに留まった。
日本が侵略したのも事実であり、アジアの独立に寄与したのも事実である。
とはいえ、あの戦争で敗北した日本の正史は侵略という面が主である。
それを自衛隊をも共有せねばならないとするのがマスコミと国会の論理である。
太平洋戦争や日中戦争に否定では無く肯定的な意見を自衛官が持つと右傾化して自衛隊がクーデターを起こすのでは無いのか?ともテレビで評論家が言った事もあった。
本来は歴史検証の問題が政治的な問題になったのである。
とはいえ、他国に侵略したのは日本だけでは無い。中国も1951年にチベットを侵略し今も領土の一部としている。ヨーロッパ諸国はアフリカや中東・アジアに植民地を次々と作り上げた。アメリカもハワイ王国を滅ぼしてハワイ州として併合した。
敗者とはいえ歴史に背を背けているのは日本だけだ。
負の感情を持って果たして命がけの任務やストレスの多い環境に耐えられるかと言いたい。
田母神氏は参考人質疑でこのように語る。
「日本をいい国だと思わなければ頑張る気になれない」
多様化する任務は現場の幹部や隊員に重圧を強いている。そんな過酷な仕事に誇りを持てる事が出来なければいざという時に全力を出せるだろうか?いや、平時での規律も危ういかもしれない。
21世紀になり、8年を過ぎた今日。明治・大正・昭和の歴史と向き合わなければならない時なのである。
歴史の問題は日本人でありながら国旗と国歌、または祖父母の世代を否定する非情なものになってしまった。それは教育や国家の姿勢で半世紀以上に渡り続けられて来たからだ。
敗北したとはいえ戦後をまだ引きずる日本。
まだ戦後は終わっていないのだ。
この画像を見て貰いたい。
これは日本教職員組合(日教組)のホームページにある「親子で学ぶ算数教室」に書かれているないようである。
http://www.jtu-net.or.jp/
(日本教職員組合ホームページ)
http://www.jtu-net.or.jp/education/sansu/index.html
(親子で学ぶ算数教室)
第1回~第6回までは算数について図解説を交えてやっているが、第7回から在日米軍嘉手納基地について取り上げている。
「住民が絶対入れない場所があるんだ」という設問があり、答えは嘉手納の米軍基地とある。そのミニ知識と称して「嘉手納の人たちの土地だけど自由に入れない」「パスポートがないと入れない」「無断で入るとアメリカの警察に捕まってしまう」とある。
これ算数違うじゃないか(笑)
算数なのに反米を刷り込むというのがなんともあざとい。この算数教室の意図は「嘉手納の人達が土地を奪われた」という事を言いたいのだろうが、基地問題は基地周辺住民の騒音などの悩みと土地が基地に使われた事で収入がある住民とで複雑な事であるのを無視している。
第8回になるとF15戦闘機の航続距離や米軍の新聞を引用して「沖縄や日本を守る為に飛んでいるのかな?」と疑問を投げかける。
算数なのに国防問題を言っているのである。
仮に嘉手納のF15部隊が居なくなっても米軍基地がある事が日本や沖縄に攻撃をしようとするのを抑止させる効果ががある。F15にしろ、そ他の機体が飛ぶのは嘉手納が機能している事を示すのだから充分な抑止力になる。
第8回の授業を受けた感想というのもある。
算数の授業を受けた感想では無い。
感想には「基地があるから怖い」というのが見られるが、「何で基地があると攻撃されるのか?」というのを感想を言った子が考えるか疑問が大きい。
近代史もろくに教えない現在の教育で基地問題を社会科で教えても「基地は悪い所」でしか教えない。その極端さがこの日教組の算数教室には現れている。
自分は米軍基地問題は太平洋戦争の敗北した結果であり、戦後の日本がアジア・太平洋地域での軍事プレゼンスを考える事が無かったから存在するものだと考えている。
それにしても、この日教組の算数教室が実際に使われているとなると嫌悪さえ感じる。
日教組は教育者が居るのでは無い。洗脳者が居るのである。
就任してから発言で注目を集める中山国交大臣。
とうとう今日は画像の通りの事を発言した。
「日教組を解体しないといかんと思っている。ぶっ壊す運動をしたい」
とも発言。これが文部科学大臣ならますます良かったが、選挙を目前に大丈夫か?と思えてならない。
けれども、言っている事は正論なのだ。
日本の公務員でありながら反日教育をする教師を生み幾世代にも浸透させたまさに国の癌である。
今年のある東京都立の高校では国歌斉唱に反対して起立しない教師が東京都相手に抗議行動を行うという、自身の思想を通すために教師としての模範を忘れる出来事があった。
東京都ではそれらの教師に処分を行っているが、全国規模ではまだ居るだろう。
日本人でありながら日本を嫌うと言う矛盾を教える教師達。この歪みを断ち切るには日教組はもう潰すしかないだろう。
この発言はどうも麻生のGOサインで解禁になったのではと思う。でなければ同じ話題での発言をする事はないだろう。
だが、これで日教組を廃して真の教育改革への一歩になればと思う。
そうであるなら中山大臣には辞めて欲しくない。(内閣の意思表示として)
(↑自民党総裁選で麻生氏が当選して喜ぶ秋葉原の様子)
予想通りだが自民党総裁選で麻生太郎が勝利し、今日は総理大臣となった。
ニュースで見ると何とも久しぶりに貫禄ある人物が総理になったものだと思う。
今まで自分は麻生さんは支える立場のNo2の立場が相応しいかと思っていたが総理に就任して会見する態度はどっしりとしている。安倍や福田にないものだ。
内閣の方針では「明るく強い日本」といういまいちイメージが掴めない事を標榜したが、「官僚を使いこなす」という考えを公言するのは良いことだろう。
しかし、まだ始まって1日目。まずは民主党との決戦になる衆議院選挙が目前である。それに買って麻生内閣を続けられるかの命脈がかかっているが、臨時国会で補正予算の議決が出来るかどうかも目前の問題でもあるし、インド洋での海自による給油継続問題もある。
麻生内閣としての独自の政策ははハードルの高い障害を越えてから、来年からになりそうだ。
果たして1年後。麻生内閣は続いているのか?続いていても支持はあるのか?色んな意味で期待は大きい。
にしても、ハマコーの息子が防衛大臣とはなあ
さて、マケインってどんな人なんだろう?
民主党代表選挙のオバマとヒラリーの戦いばかりがクローズアップされて影が薄かったし、今でも副大統領候補のペイリンが日本の報道では注目されてマケインがどんな人か政策にどんな考えの人なのかさっぱりである。
日本にとっても世界にとっても重要となる次の大統領かも知れないマケインをニコニコ動画で知る事が出来た。
マケイン名言集
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3047795
マケイン伝説
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3149357
マケイン家の肖像
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4478590
軍人一家でベトナム戦争に従軍し、捕虜となる。それから女に溺れたりするけど政治家として大成する。
なんとも映画化しそうな人物像である。
にしてもマザーテレサに頼まれたと言うマケインの奥さんはどんな人脈なんだろうw
それにしても民主党のリーバーマンがマケイン支持なのが驚きである。やはり黒人が大統領になるのが嫌なのだろうか民主党は?そうなると民主党は党を挙げてオバマ支持では無いという事だが・・・
マケインの考えで一番好感が持てたのが「マケイン名言集」よりのこの言葉。
「戦争の本質を知らない人ほど簡単に戦争が終結できると思っている。戦争は始める時より終わらせる方が難しい。それを知っているからこそ私は増派を私は主張している」
イラク撤退がアメリカの世論を大きく占める中での発言である。この増派意見はマケインの支持を低迷させてしまう事になったが、戦争というものを理解している考えだ。
フセインという鎖が解かれて反米のみならず宗派ごとの対立も現れて混沌とするイラクの始末をするには増派しか無かったのだ。何よりもアメリカ自身が起こした戦争でもあるし簡単に抜け出せる事は出来ない。
それはアメリカがイラクという国に責任を持つことであるとマケインは言っているのだ。
さて、マケインが大統領になったらイラクやアフガンなど中東に対してどう出るかが大いに気になる所だ。