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(上半分 第3新東京市の防衛の武装となっていた(上)127ミリ速射砲塔(下)46センチ砲塔と15.5センチ砲塔)
(下半分(上)ヤシマ作戦の場面で登場した軽装甲機動車(下)エクラノプランKM)
日曜日に広島市のシネツイン2でエヴァ劇場版:序を見て来ました。
公開から10日以上過ぎていましたが・・・映画館の前には列が。公開するのがこの1カ所だけといえど人気は衰えずだなと実感するものでした。
そのために立ち見となった。だが、映画館の配慮で座布団を借りて床に座り見る事が出来た。
さて、劇場版だが。とても面白かったです。
1話からヤシマ作戦の辺りまでをリメイクしてるが、新作カットもあって「テレビと同じでつまらない」とは全く思えなかった。まあ、これはエヴァの設定やテレビ編を全部見たファンだから言える感想であると言えるが。
今回の個人的な見所としてはメカニックだろう。
第3新東京市に設置された武装。ビルの屋上に並ぶ護衛艦の127ミリ単装速射砲の砲塔(「きりしま」級や「たかなみ」級に搭載)にパトリオットミサイルの発射装置とレーダー。更に更に、戦艦大和の主砲と副砲と思われる砲塔すら出ている。(これは男たちの大和のロケセットを見ての影響か?)これらが射撃している様もなかなか燃えるものだ。
また、こだわりのある兵器関連としてはサキエル戦後ミサトとリツコが乗る機体として登場したロシアのエクラノプランKMと言う珍しい機体が出ていた。
また、ヤシマ作戦の場面では軽装甲機動車が登場。マヤが天井を開けてパソコンを使っている場面があったが、ガレージキットになりそうな気がする(笑)
だが、何よりも燃える展開はヤシマ作戦での重機を使いポジトロンライフル用の陣地を作り、送電用の機器が並んで行く一連の流れだ。これはテレビ版でも好きな展開だった。スケールの大きい事の準備は男心をくすぐるものがある。
ここまで設定やらメカやらの感想で映画自体の感想は中途半端だね。
映画自体はよく出来てる。今回見て思ったんだが、シンジは普通の少年だと思うところだろうか。人付き合いが苦手はともかく。いきなり、エヴァに乗る事になり、生死の境を彷徨い心が荒む。情けないと見えてもこれが「人間らしく」俺は見えた劇場版のシンジでした。
作中では戦う意味を見出せないシンジを見ると、現在スカパーで放送しているアニメ「ぼくらの」と似ていて感慨深いものがあります。やはり、人には何かの精神的支柱(この場合は守るはっきりした誰か)が必要なのだなと思うものだ。
次回。の「破」ではかなり話がテレビ編と変わるようなのでこれから先も期待が大きい。
そして俺の中での最大の感想。「やはりミサトさんは最高だ」
9月1日より公開されている「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開されている。俺の住む広島県だと広島市にある1軒の映画館だけの公開のようだ。
けど、まだ見てはいないので映画の感想は後日となるが、エヴァについてアレコレ書いてみる。
エヴァを初めて知ったのはなんとか映っていた県外の放送局(せとうち放送)が深夜に放映していたのを偶然見た事からだ。最初はロボットものとして見ていたが、見事にハマった。時に中学2年生だった。
ハマった要素としては世界観の凄さや要塞となっている第3新東京市のメカニックにのめり込み。(作中ではアスカ来日の国連艦隊やヤシマ作戦のポジトロンライフルのシステムが特にお気に入りだ)最後は重いドラマとなりつつもキャラクター達が好きになっていた。
特にお気に入りは葛城ミサトである。作戦部長としてカッコイイお姉さんでもある一面。私生活はかなりマイペースという二面性が面白い。だが、後半になるとシンジへの苛立ちや加持への愛など、まとめて言えば「人間らしい喜怒哀楽のあるキャラクター」として今でもお気に入りのキャラクターである。
エヴァを県外の放送で見た後で劇場版公開が決まり、広島県でもテレビ放送されて身近にもエヴァが知れ渡り、友人もエヴァグッズを集め出す(俺もだが)
また、当時は文化放送などの関東での声優が出演しているラジオ番組を聞いていた。エヴァの劇場版公開に合わせてニッポン放送が夜10時の番組で出演声優をゲストにエヴァ特集してたのを雑音混じりで聞いていた(また、全国放送のオールナイトニッポンでもエヴァ特集の番組をしていた)まさに、あの時はエヴァという祭りに酔っていたんだと思う。テレビやラジオでエヴァを楽しみ。それを知る友人と楽しむと言う事に。
劇場版を見てあの頃の記憶にも浸ってみたいとも思う。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」公式ホームページ
http://www.evangelion.co.jp/
三大妖精の小隊は接近する敵編隊と正面から迎える位置で進む。
「スパローで敵の出鼻を挫く。それからティフィーネとロッチャが来るまで敵を掻き回す」
晃の立てた作戦は中射程のAIM7スパロー空対空ミサイルを敵編隊へ発射。その時に敵がスパロー回避に移った所で小隊は突撃して2個小隊の応援が来るまで敵を混乱させると言うものだ。
「これより戦闘に入る!」
晃の号令で3機の海猫はレーダーに映る敵目がけて2基のターボファンエンジンの唸りをより一層高めて速度を上げる。それは敵を前にした雄叫びにも聞こえる。
「藍華。スパローを発射する。OKか?」
晃の問いに藍華は口を閉ざす。
「おい、藍華?」
晃は心配した声で藍華をまた呼ぶ。
(分からないよ~。スパローて何の事!?)
藍華は目の前の機器を凝視して固まっている。円形のディスプレイには密集した光点が画面の中心に向かっている事しかこのトムキャットの中では分からない。
「藍華!おい、返事をしないか!」
晃の声は焦りに満ちていた。これから戦闘だと言うのに火器管制を担当する相方がショートしたコンピュータみたいに沈黙しているのだ。
「晃ちゃん、どうしたの?」
無線でアリシアが呼びかける。ミサイルを撃つと言いながら撃たない晃と藍華のトムキャットを見て心配になったのだ。
「ミサイル撃たないようだけど故障?」
今度はアテナも無線で尋ねる。しかし、声は戦場にいるとは思えないのんびりした声だ。
「……どうやら電気系統のトラブルでミサイルが発射できないらしい…」
晃の落ち着いたようで何か諦めた様な声だ。
「じゃあ…」とアリシアが言い掛けると晃は続く言葉を遮る形で「スノー・ホワイト。セイレーンはミサイルで援護しろ!」と命じた。
「けど、それじゃ晃ちゃん…」
アテナはのんびりと心配する声も晃には聞き入れられない。
「敵は目の前だ!突撃する!」
晃はアリシアとアテナを振り切るような言葉を言いながらトムキャットを上昇をさせる。
「え?え?」
アテナが晃の突然の事に驚く。
「アテナちゃん。行くわよ」
アリシアは晃の意志は理解したと言う口ぶりでアテナに言った。
晃と藍華のトムキャットは編隊から抜けて上昇し、高度8000の所で水平飛行に移る。
「藍華。聞こえるか?」
晃は藍華に呼びかけるが返事は無い。
「返事は良いから聞け。これからバルカンでのドッグファイトに入る。覚悟しとけ」
晃は藍華に言い聞かせると機体を右へ急旋回し、急降下に入る。
「あわわわわわ!」
急降下で発生したGで藍華の身体は座席のシートに貼り付けられる。それに藍華は声にならない
悲鳴を上げる。
「ミサイル発射!」
「セイレーン命中!」
晃と藍華の耳には火器管制をしている灯里とアリスがミサイルの発射や命中を報告しているのが聞こえる。あの後輩ちゃんアリスも恥ずかしい台詞しか言わない灯里も戦場でやるべき事をこなしている。
(なのに私は~…)
重力に身体を嬲られながら藍華は心の中で自分を激しく罵った。それは藍華の視界に青い空と雲の間で黒煙が伸び、ミサイル命中の閃光がまたたく戦場の光景を見て尚更強く自虐に心は囚われる。
「よし、あいつだ」
晃はそう言うと降下の角度を緩め、今度は左旋回で敵機の背後に回ろうとする。
敵機は後ろを取られまいと旋回して晃から逃れようと進路を変える。晃は逃がさないとばかりに未来位置を予測して旋回を止めてまっすぐに向かう。
敵機は晃の動きを読んで右に旋回する。その時に遠くに見えるおぼろげなシルエットで敵機の正体を確認した。
「F15。これは強敵だな…」
晃は苦笑いをした。
(海猫が鷹を食うか。面白い)
晃はそう考えて気持ちを奮い立たせた。
だが、相変わらずミサイルにロックされまいと考えて急旋回を繰り返すF15に晃は追いつけずにいた。
「ぬぬぬ…」
F15に付き合い同じ進路を取る晃のトムキャット。しかし、翼面荷重が小さくエンジン出力の余裕があるF15は急旋回を行いつつ上昇出来る高い機動性がある。その素早い動きに晃は翻弄されようとしていた。
そこに突然コクピッツトにけたたましい警告音が響く。
「くそ、後ろに付かれたか」
晃のトムキャットの背後に別のF15が味方を助ける為に来たのだ。そのF15の追尾レーダーが晃の機体を捉えている。
「運のいい奴め!」
眼前の獲物を諦めて晃は機を左に急旋回して背後のレーダーから逃れる。だが、今度はそのF15が晃を追う。立場は逆転した。
・小沢民主党代表。ドイツメルケル首相と対談
・「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」第5回
・曹中国国防相来日。
まず、中国の曹剛川国防相が来日して就任したばかりの高村防衛相と会談した事に触れよう。
9年ぶりに日中の防衛首脳会談となった今回では、緊急時のホットライン開設・11月の中国艦艇の日本訪問・来月の瀋陽における演習に観戦武官として招待する。中国軍事費について。が話し合われた。
ここで目新しいのは演習の観戦に自衛官が招待される事だ。中国はロシアとの共同演習に、アメリカなどの国々に演習を見せ、人民解放軍としては初の海外展開となるロシア国内での中ロ共同演習「平和使命二〇〇七」を行うなど。中国は対外的に軍を見せる事が多くなった。
これは中国脅威論を払拭する狙いがあるのだろう。演習を見せると言う形だけでも少しは不透明と言われる中国のイメージを変えようとしてるのだ。
その不透明さの根拠である軍事費について曹国防相は軍の近代化の必要と共に「軍人の給与が上がった事と制服を新しくしている為」とした。
ここで出た中国軍の軍服は現在、07年式へと変えつつある。礼服は西側に似たデザインになり、近年の戦闘服の迷彩であるデジタル迷彩の戦闘服へと変わる。これは国際貢献や他国軍との合同演習の時に人民解放軍のイメージを高める戦略なのだ。しかし、230万の人民解放軍全ての制服を変えるのは3年掛かると言われ予算に響いている事は間違いない。
けれども人工衛星をミサイルで破壊する実験をするなど目が離せない事は確かだ。
次いでこの2つの記事を見て貰いたい。
小沢民主党代表。「国連の決議あれば派遣」
http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY200708300199.html
有識者懇談会「他国軍の後方支援」拡大容認で一致
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070830i106.htm
小沢代表の方は。ドイツのメルケル首相と会談をした席上での事だ。メルケルが次期総理を小沢と見て来たような風にも思える会談だが、「ここで日本にも議論が必要なことはよく理解しているが、国際社会で活動をするうえで、より重い責任を負わなければならい」と語り、記事では小沢は今のテロ特措法に代わってアフガンで民生支援を行う方針であるようだ。
同じ頃に首相官邸では「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」第5回が開かれ、他国軍への輸送や医療などの後方支援が戦闘行為と一体化するかについてが論議され、安倍総理は以前から戦闘行為一体化の論議で後方支援するのが良いか?と疑問を呈している。懇談会も今までよりも積極的な海外派遣の内容へと変えようとしているようだ。
国際貢献の場で1国だけが国内問題で出来る事が制限されるのは他国から尊敬されるものでは無いが、この2つの同日に起きた会談は自衛隊のアフガン派遣が有りそうな気がする。アフガン派遣の案自体は前からあったが、インド洋とイラク派遣をしているので行われなかったが。けれでも小沢がテロ特措法を潰す代償として自衛隊のアフガン派遣を容認しそうな気がてくる。小沢は民生支援の方針だが、タリバンが居る危険なアフガンで民生支援が可能なのは自衛隊だけである。
8月30日は自衛隊アフガン派遣の地ならしのように見えてならない。
8月23日。横浜市磯子区のIHIマリンユナイテッド工場で海上自衛隊の新たな護衛艦「ひゅうが」が進水した。
「ひゅうが」は今までの護衛艦とは違う艦だ。何故ならそれはヘリ空母だからだ。
ヘリ11機を搭載可能で3機を同時に発着可能な能力を持つ。
この海自初の空母となった「ひゅうが」。それまでの動きは長かった。
海自創隊の頃から対潜水艦戦の為に空母が必要と主張し、アメリカから「コメンスメント・ベイ」級護衛空母を供与して貰う計画があった。だが、アメリカからの供与が得られず実現しなかった。それでも海自は空母保有を望み、昭和34年には海上幕僚監部は技術研究所(現、技術研究本部)に対潜ヘリ18機搭載の1万トン級のヘリ空母の研究開発を命じた。
そして昭和37年~41年度の第2次防衛力整備計画の中に研究したヘリ空母の建造予算を得ようとしたが、防衛庁内局・大蔵省などから「時期尚早」として却下された。自衛隊への風当たりが強い当時では空母の保有が認められなかったのだ。昭和42年~46年度の第3次防衛力整備計画でヘリ空母の予算を今度こそ獲得しよとしたが叶わなかった。
海自はヘリ空母からヘリ3機を搭載する「はるな」級と「しらね」級護衛艦を建造した。世界でも珍しい駆逐艦クラスの艦にヘリを3機も搭載するもので、ヘリ空母計画を縮小した形となった。
ここまでのヘリ空母保有への執念は護衛艦隊の対潜航空部隊を持たせる事が第一であった。基地からP-2JやP3C哨戒機を待つよりは艦隊自前の航空戦力を持つ方がより有利な作戦が出来るからだ。
また、邪推な見方からすれば空母保有により旧海軍の栄光を蘇らせるのか?とも思えるし、単純に外洋作戦での能力を高める為とも言えるかもしれない。
艦の構造で言えば輸送艦「おおすみ」級で島型艦橋に全通甲板を備えた空母の形を習得し、今回の「ひゅうが」に至ったと言える。この長く模索をした年月を経て海自は空母を持つに至った。
さて、ヘリ空母「ひゅうが」の考えられる運用は何だろう?
まずは1個護衛隊群の旗艦となり、対潜能力向上の戦力となるだろう。だが、まず真価が見れる機会は災害派遣で被災地に救出や物資の輸送を行うヘリの海上基地としての役割だろう。これはスマトラ沖地震の救援で輸送艦「くにさき」が陸自のヘリを搭載して経験があるから可能だ。また、その経験から海外での邦人救出の海上基地として機能する可能性もある。
何にせよ戦後日本が初めて持つ異種の艦を上手く運用出来る事を納税者の1人として願うばかりだ。