架空戦記小説と軍事の記事を中心にしたブログです
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序の公開前にこのブログでも書いたか俺はエヴァの中ではミサトさんが一番好きなキャラなのである。
http://b.bngi-channel.jp/ps3_misato/
(葛城ミサト報道育成計画)
新劇場版を見た時にCMをしていたので初めて知った。
CMを見た時は綾波レイ育成計画みたいに今度はプレイヤーがニュース番組のプロデューサーとなりミサトさんをキャスターとして育てて、場合によっては加持では無くプレイヤーへ好意を抱くとか・・・(爆)
そんな妄想はさておき
内容はミサトさんがニュースを読むというものだ。他にも髪型や衣装も替えられるらしい。
おおお!見たい!見たいぞおお!
ミサトさんが北朝鮮の危機やらアメリカの軍事戦略やらのニュースを読むのを聞きたいぜえ。
しかしだ。
これプレステ3への配信なんだよねえ・・・
ウチにプレステ3無いよ・・・
ああミサトさん・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ta_ka_mu_ne/59574920.html
(葛城ミサトのカレーラーメン)
TV版を見た人は知っているだろう。ミサトがシンジの作ったカレーのルーをカップラーメンに注いで食べているのを。それをエースコックが再現したのがこのカップラーメンだ。しかもローソンでの販売だったそうで。
住む地域も会社周辺もセブンばかりじゃあ・・・他にはファミマしかねえ・・・
何だかミサトさんが遠くに行ってしもうた気分じゃのう・・・
今でもローソン行きゃああるんかのお・・・
ああ、俺にプレステ3があれば!近所にローソンがあれば!
次は赤木リツコを教師として育成する赤木リツコ教師育成計画が出るのかなあ~と妄想してみる(爆)
http://b.bngi-channel.jp/ps3_misato/
(葛城ミサト報道育成計画)
新劇場版を見た時にCMをしていたので初めて知った。
CMを見た時は綾波レイ育成計画みたいに今度はプレイヤーがニュース番組のプロデューサーとなりミサトさんをキャスターとして育てて、場合によっては加持では無くプレイヤーへ好意を抱くとか・・・(爆)
そんな妄想はさておき
内容はミサトさんがニュースを読むというものだ。他にも髪型や衣装も替えられるらしい。
おおお!見たい!見たいぞおお!
ミサトさんが北朝鮮の危機やらアメリカの軍事戦略やらのニュースを読むのを聞きたいぜえ。
しかしだ。
これプレステ3への配信なんだよねえ・・・
ウチにプレステ3無いよ・・・
ああミサトさん・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ta_ka_mu_ne/59574920.html
(葛城ミサトのカレーラーメン)
TV版を見た人は知っているだろう。ミサトがシンジの作ったカレーのルーをカップラーメンに注いで食べているのを。それをエースコックが再現したのがこのカップラーメンだ。しかもローソンでの販売だったそうで。
住む地域も会社周辺もセブンばかりじゃあ・・・他にはファミマしかねえ・・・
何だかミサトさんが遠くに行ってしもうた気分じゃのう・・・
今でもローソン行きゃああるんかのお・・・
ああ、俺にプレステ3があれば!近所にローソンがあれば!
次は赤木リツコを教師として育成する赤木リツコ教師育成計画が出るのかなあ~と妄想してみる(爆)
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昨日。前回と同じ広島シネツイン新天地で見ました。
少しでも混雑を避けようと午後からの上映を見ようとしたら映画館の中がもうギュウギュウの混雑振り広島では他にもう1件の映画館しか上映しないとはいえやはりエヴァファンは多いなあと改めて実感。
また、並ぶ人の整理を懸命に行うシネツインの従業員さんに感服するばかりだ。
さて、内容だが。箇条書きにすると。
・新キャラの真希波・マリ・イラストリアスがすんごく可愛い!
・庵野と樋口が組むと良い機械美が見れる
・軽装甲機動車があっちこっち出まくる
・アスカのサービスシーンがかなり多め。けどラストはアスカファンにはキツいかも
・レイは良い子やなあ
・「今日の日はさよなら」が鬱ソングになりました
・ゲンドウも苦労してんなあ
・シンジは漢らしくなったのお
・最後の最後でいいところを持って行ったカヲルくん
にしてもマリは可愛いなあ。眼鏡っ娘だし、スタイル良し危機を楽しむような元気さが良い。語尾の「にゃ」もたまらねえ~。坂本真綾さんやっぱ良いわあ~
名前の「真希波」は旧海軍の夕雲級駆逐艦の5番艦からなのだろうかなあ。「イラストリアス」はどうみてもイギリスの空母からだろうけど。
名前ネタだとアスカが惣流から式波に変わっていたがこれは旧海軍の吹雪級駆逐艦の12番艦の「敷波」からだろうかな?こうなるとエヴァパイロットの少女はレイを含めると旧海軍駆逐艦で揃う訳だか。庵野監督の遊びだろうかなこれは。
映画の内容はTV版で言えば第8話~第24話の頭までの内容と言ったところかな。
それら全部の内容は描かれる事は無かったがサクィエル戦でのエヴァのダッシュやエヴァ4号機の消失と3号機の日本への移送。加持の畑が描かれている。
だが「破」とあってマリの登場以外でもTV版と違うところが結構あった。
・トウジの妹が退院。(また台詞は無いが姿を始めて見せる)
・トウジがエヴァのパイロットにならない。(アイスの棒を見て「ハズレや」と言うのがその暗示だろうか?)
・アスカがエヴァ3号機のパイロットとなる。
・レイとアスカが料理に励む。
・ゲンドウとシンジを仲良くさせる為の食事会がレイを中心に準備される。
エヴァ3号機のパイロットがアスカになったのはパンフレットで監督の鶴巻和哉氏が語るところではアスカをストーリーの中心に参加させる為に今回の変更があったようだ。
だが、TV版を知っている方なら3号機がどんな運命を辿るかは分かるであろう。それがアスカファンが見るには厳しいものかもしれない。
今回一番の違いを見せたのはレイであろう。
食事会をゲンドウに提案するというかなり積極的な面を見せたのは驚くし、シンジについても「一緒に居てぽかぽかする」という「恥ずかしい台詞禁止!」と叫びたくなる変わりようだがこれはこれで悪くはない。
また今回見て意識の違いを感じたのはゲンドウの心境が理解できようになったところか。
本編の冒頭では亡くなった妻ユイに関する物は全て処分し、ユイは心の中にあると言う台詞はゲンドウがいかにユイを愛して悲しんでいたかをようやく分かった。(TV版でも同じ台詞を言っていたがゲンドウの心境は理解できずにいた)他にも食事会に参加しようとする姿や「もっと大人になれ」と諭したり、ゼルエル戦でのシンジに向かう姿はまさに父親であった。息子であるシンジに向き直り、またシンジを1人の人間として成長して欲しいと願う姿が見えたと思えるのは俺だけだろうか?
いや俺が歳を取ったせいかな(笑)
シンジは前作についてはあまり良く感じなかったが、今回はゼリエル戦で「レイを助ける!」と漢らしくなったのが凄く良かった。TV版やこれまでの劇場版でも受動的な性格が自分から意志をはっきりして動くという姿は「破」において一番の進展だと思う。
さて、今回の兵器関連だが。
冒頭ではロシアでの戦闘とあってT72(?)が走向しながら使徒を砲撃している。また同じ戦車だと日本の90式戦車がUNの文字を付けて初登場。(それまではサキエル戦での74式しか出ていない)
第7使徒に備えての展開やエヴァ3号機地上輸送での警護に使徒化した3号機を砲撃している。(個人的にはもっとアップにした砲撃シーンを見たかった)
地上車輌では軽装甲機動車が戦闘場面のみならず第三新東京市の日常風景でも出ている(パトリオットミサイルの発射装置を積んだトレーラーが踏み切りを渡る場面もある)
こう見ると庵野総監督が好きなんだなあとしか思えないぐらい頻繁に登場している。まあ、戦車や歩兵戦闘車とは違い専用車輌というものでは場面的に使い易いものだからかもしれないけど。
他に艦艇も登場し、第7使徒を攻撃する艦隊には「こんごう」級や「たかなみ」級護衛艦が登場。航空機もエヴァ2号機を運んでいた輸送機を護衛するSu27戦闘機に加持が脱出に使った機体はエクラノプランのA90をジェット機にした物みたいに見えた。
他にネタ関連だとミサトの携帯(?)の着信音がウルトラマンに出てくる効果音ぽかった。(スタジオカラーの文字が出る時もウルトラマンが変身する時の音だし)
最後に個人的なネタだがアスカが使っている携帯電話はエヴァ携帯と言われるSH-06Aなのだが、実は俺が行っている会社で製造していたりする。アニメでそれを見るのはどこかニヤニヤとしてしまう気分だ(笑)
全体的な感想としては面白かった。
ラストのサードインパクトになろうとするまでの流れはAirまごこころを君にを見ているような圧倒される感じを受けた。(神ががかりな展開とはこれな事かな)だが、久々に高揚した気分を見終わった後に得た。それは映画が終わった後に観客の多くがざわめいた事からも窺えた。それは序でもそうだったしエヴァが好きだからこその満足感と次回への期待感から出た快感だったと思う。
思うのだが、このエヴァ新劇場版のシリーズが終わったら庵野監督で日本沈没(一色登希彦の漫画版ので)をやってくれんかなあと何となく思った。
少しでも混雑を避けようと午後からの上映を見ようとしたら映画館の中がもうギュウギュウの混雑振り広島では他にもう1件の映画館しか上映しないとはいえやはりエヴァファンは多いなあと改めて実感。
また、並ぶ人の整理を懸命に行うシネツインの従業員さんに感服するばかりだ。
さて、内容だが。箇条書きにすると。
・新キャラの真希波・マリ・イラストリアスがすんごく可愛い!
・庵野と樋口が組むと良い機械美が見れる
・軽装甲機動車があっちこっち出まくる
・アスカのサービスシーンがかなり多め。けどラストはアスカファンにはキツいかも
・レイは良い子やなあ
・「今日の日はさよなら」が鬱ソングになりました
・ゲンドウも苦労してんなあ
・シンジは漢らしくなったのお
・最後の最後でいいところを持って行ったカヲルくん
にしてもマリは可愛いなあ。眼鏡っ娘だし、スタイル良し危機を楽しむような元気さが良い。語尾の「にゃ」もたまらねえ~。坂本真綾さんやっぱ良いわあ~
名前の「真希波」は旧海軍の夕雲級駆逐艦の5番艦からなのだろうかなあ。「イラストリアス」はどうみてもイギリスの空母からだろうけど。
名前ネタだとアスカが惣流から式波に変わっていたがこれは旧海軍の吹雪級駆逐艦の12番艦の「敷波」からだろうかな?こうなるとエヴァパイロットの少女はレイを含めると旧海軍駆逐艦で揃う訳だか。庵野監督の遊びだろうかなこれは。
映画の内容はTV版で言えば第8話~第24話の頭までの内容と言ったところかな。
それら全部の内容は描かれる事は無かったがサクィエル戦でのエヴァのダッシュやエヴァ4号機の消失と3号機の日本への移送。加持の畑が描かれている。
だが「破」とあってマリの登場以外でもTV版と違うところが結構あった。
・トウジの妹が退院。(また台詞は無いが姿を始めて見せる)
・トウジがエヴァのパイロットにならない。(アイスの棒を見て「ハズレや」と言うのがその暗示だろうか?)
・アスカがエヴァ3号機のパイロットとなる。
・レイとアスカが料理に励む。
・ゲンドウとシンジを仲良くさせる為の食事会がレイを中心に準備される。
エヴァ3号機のパイロットがアスカになったのはパンフレットで監督の鶴巻和哉氏が語るところではアスカをストーリーの中心に参加させる為に今回の変更があったようだ。
だが、TV版を知っている方なら3号機がどんな運命を辿るかは分かるであろう。それがアスカファンが見るには厳しいものかもしれない。
今回一番の違いを見せたのはレイであろう。
食事会をゲンドウに提案するというかなり積極的な面を見せたのは驚くし、シンジについても「一緒に居てぽかぽかする」という「恥ずかしい台詞禁止!」と叫びたくなる変わりようだがこれはこれで悪くはない。
また今回見て意識の違いを感じたのはゲンドウの心境が理解できようになったところか。
本編の冒頭では亡くなった妻ユイに関する物は全て処分し、ユイは心の中にあると言う台詞はゲンドウがいかにユイを愛して悲しんでいたかをようやく分かった。(TV版でも同じ台詞を言っていたがゲンドウの心境は理解できずにいた)他にも食事会に参加しようとする姿や「もっと大人になれ」と諭したり、ゼルエル戦でのシンジに向かう姿はまさに父親であった。息子であるシンジに向き直り、またシンジを1人の人間として成長して欲しいと願う姿が見えたと思えるのは俺だけだろうか?
いや俺が歳を取ったせいかな(笑)
シンジは前作についてはあまり良く感じなかったが、今回はゼリエル戦で「レイを助ける!」と漢らしくなったのが凄く良かった。TV版やこれまでの劇場版でも受動的な性格が自分から意志をはっきりして動くという姿は「破」において一番の進展だと思う。
さて、今回の兵器関連だが。
冒頭ではロシアでの戦闘とあってT72(?)が走向しながら使徒を砲撃している。また同じ戦車だと日本の90式戦車がUNの文字を付けて初登場。(それまではサキエル戦での74式しか出ていない)
第7使徒に備えての展開やエヴァ3号機地上輸送での警護に使徒化した3号機を砲撃している。(個人的にはもっとアップにした砲撃シーンを見たかった)
地上車輌では軽装甲機動車が戦闘場面のみならず第三新東京市の日常風景でも出ている(パトリオットミサイルの発射装置を積んだトレーラーが踏み切りを渡る場面もある)
こう見ると庵野総監督が好きなんだなあとしか思えないぐらい頻繁に登場している。まあ、戦車や歩兵戦闘車とは違い専用車輌というものでは場面的に使い易いものだからかもしれないけど。
他に艦艇も登場し、第7使徒を攻撃する艦隊には「こんごう」級や「たかなみ」級護衛艦が登場。航空機もエヴァ2号機を運んでいた輸送機を護衛するSu27戦闘機に加持が脱出に使った機体はエクラノプランのA90をジェット機にした物みたいに見えた。
他にネタ関連だとミサトの携帯(?)の着信音がウルトラマンに出てくる効果音ぽかった。(スタジオカラーの文字が出る時もウルトラマンが変身する時の音だし)
最後に個人的なネタだがアスカが使っている携帯電話はエヴァ携帯と言われるSH-06Aなのだが、実は俺が行っている会社で製造していたりする。アニメでそれを見るのはどこかニヤニヤとしてしまう気分だ(笑)
全体的な感想としては面白かった。
ラストのサードインパクトになろうとするまでの流れはAirまごこころを君にを見ているような圧倒される感じを受けた。(神ががかりな展開とはこれな事かな)だが、久々に高揚した気分を見終わった後に得た。それは映画が終わった後に観客の多くがざわめいた事からも窺えた。それは序でもそうだったしエヴァが好きだからこその満足感と次回への期待感から出た快感だったと思う。
思うのだが、このエヴァ新劇場版のシリーズが終わったら庵野監督で日本沈没(一色登希彦の漫画版ので)をやってくれんかなあと何となく思った。
土曜日に映画を2本続けて見てきました。
「真夏のオリオン」は初回の公開であったせいか結構客は多かったですねえ。客層も老若男女それぞれな感じでした。
●ハゲタカ
NHKで放送された真山仁原作のドラマの続編である。
ほとんどドラマを見ない自分にとっては数少ないお気に入りの作品である
ハゲタカ。それの映画化とあって期待をしていました。
まず結果を言うと大満足。
ドラマと同じく緊張感のある展開がなんとも楽しい。
アカマ自動車のホワイトナイトととして名乗りを上げた主人公の鷲津政彦(大森南朋)
だったが、中国系ファンドの劉一華の持つ中国政府から得た莫大な資金の
物量戦に圧倒される。
とうとう鷲津は頼りにならないとアカマの社長が見限り劉との提携案を受
け入れてしまう。
鷲津は負けてしまったのか!どうなる!?
という流れで次の展開が楽しみになる演出で全編が楽しめた。
また音楽はドラマに使われていたのとあまり変わらない曲ではあったがか
えってそれがハゲタカの世界観を醸し出して良い味である。
ちなみに音楽担当の佐藤直紀氏は映画「ローレライ」や「海猿」シリーズ
も手がけている。それらの作品で使われた臨場感のある曲は大好きだ。
(個人的には本編で「ららららら」のコーラスが入る曲が無かったのは惜しい)
今回の劇場版では日本企業を狙う中国資本だけでは無く派遣社員の問題に
リーマンブラザーズ破産も描かれているし何よりも印象深い風刺的な場面
はアカマ自動車にとってマイナスの事件をテレビ局(栗山千秋演じる記者)
が取材しようとすると上司から「アカマはスポンサーだから。この事
は報道できない」という台詞が出て来る。
コメディのネタでは聞く台詞だが、この場合はスポンサー次第で報じられな
い出来事も世の中にはあるという事も暗示しているようで意味深い。
今回のストーリーでは劉と派遣社員守山の成り行きも見所である。
いわゆる勝ち組な劉に対して不遇な派遣社員である守山は何も希望が無かったが
劉は「誰かになるんだよ!」と守山に諭す。そこから自ら動き出す事に目覚め
ついにはアカマGTを買うまでに成長する。
(これは劉から貰ったお金で株を投資したからなのかな?)
対して劉は鷲津を圧倒して勝ったと思い絶頂の時を迎えるが結局は鷲津を越え
る事は出来ず惨めな最期を迎えてしまう。
(この当たりは「俺はアンタ(鷲津)だ」と言う台詞に現れているんだろうな)
何となく鷲津に敗北する劉が「シグルイ」の伊良子清玄を見ているようだった。
虎眼流の跡継ぎになれるかと思いきや当主の岩本虎眼の怒りを買ってしまう
上昇と転落の様がなんとも似ている。
このハゲタカでは思うに夢についても描かれているように思う。
芝野建夫(柴田恭兵)がアカマ社長にアカマの車に憧れていたという事を語ると社長は「そんな
話は嫌いだ」として受け付けない。また劉も子供の頃に見た疾走する初代アカ
マGTを見て憧れを抱いていた。(守山がアカマの車に憧れていたかは分からないが)
こうした仕事に憧れや夢を持つと言うのも隠れた要素にも思える。
それは「何の為に働くか」という一つの答えであるようにも思える。
ただ「生活の為」だけでは無く仕事自体や仕事の成果に何を求めるか。
それを上手く訴える内容に仕上がっている。
今回では調査や情報収集で活躍する村田丈志(嶋田久作)が一番カッコいい
なあと俺は思う。(裏方さんてなんかカッコ良くない?)
●真夏のオリオン
池上司の「雷撃深度十九・五」を福井晴敏がアレンジした作品である。
「ローレライ」を楽しんだ自分としては期待をしていたんだが…
どうも個人的にはあまり満足できなかった。
潜水艦や将兵の動きなんかは正確な考証がなされていて良かったのだけど
どうも緊張感のある展開に欠けるような気がする。
やはり敵駆逐艦が迫る時や爆雷の落下する演出をじわりじわりとした緊張感のあるもの
にすれば違ったものだと思う。
それと音楽も「ローレライ」と違い場面を煽る効果としてあまり出来てない
ようにも思える。
とにもかくにも演出が足りないと思う。
それと作中では海底に鎮座した伊81から潜望鏡を叩いて伊77に伝言する
場面はどうも浪花節が強いなあと思った。
ここが後に伏線となるのだが、伝言なら普通の電文で艦隊司令部に送りそれを
知って伊77艦長である主人公の倉本孝行(玉木宏)が伊81の敵を討つ事を
誓うという展開ならば燃える展開になったと思える。
浪花節というか今作ではヒロインである有沢志津子(北川景子)の描写も多過
ぎな感がある。
作品で現在と過去に日米を繋ぐ道具として「真夏のオリオン」なる楽譜がある。
それを書いたのが志津子であるから重要な存在ではあるとはいえどうもくどい。
この辺りは「Uボートみたいな緊張感のある映画が見たい」か「パールハーバー
みたいに恋愛要素も充分にある映画が見たい」という嗜好の違いだろうかな。
主人公の艦長である倉本が妙に丁寧で飄々とした軍人らしからぬ様子に見える
かもしれないがこんな人も元将兵の記録を読むと居るものである。
ステレオタイプでは無い軍人像を描いた点は評価は出来る。
また回天の扱い方も機転の利いた使い方で面白かった。
今後邦画で戦争映画を作る人は岡本喜八の作品は見て欲しい。
(あの監督の作品に出てくる将校や兵隊に軍隊の描き方はまさに人間臭さがよく表れている)
「真夏のオリオン」は初回の公開であったせいか結構客は多かったですねえ。客層も老若男女それぞれな感じでした。
●ハゲタカ
NHKで放送された真山仁原作のドラマの続編である。
ほとんどドラマを見ない自分にとっては数少ないお気に入りの作品である
ハゲタカ。それの映画化とあって期待をしていました。
まず結果を言うと大満足。
ドラマと同じく緊張感のある展開がなんとも楽しい。
アカマ自動車のホワイトナイトととして名乗りを上げた主人公の鷲津政彦(大森南朋)
だったが、中国系ファンドの劉一華の持つ中国政府から得た莫大な資金の
物量戦に圧倒される。
とうとう鷲津は頼りにならないとアカマの社長が見限り劉との提携案を受
け入れてしまう。
鷲津は負けてしまったのか!どうなる!?
という流れで次の展開が楽しみになる演出で全編が楽しめた。
また音楽はドラマに使われていたのとあまり変わらない曲ではあったがか
えってそれがハゲタカの世界観を醸し出して良い味である。
ちなみに音楽担当の佐藤直紀氏は映画「ローレライ」や「海猿」シリーズ
も手がけている。それらの作品で使われた臨場感のある曲は大好きだ。
(個人的には本編で「ららららら」のコーラスが入る曲が無かったのは惜しい)
今回の劇場版では日本企業を狙う中国資本だけでは無く派遣社員の問題に
リーマンブラザーズ破産も描かれているし何よりも印象深い風刺的な場面
はアカマ自動車にとってマイナスの事件をテレビ局(栗山千秋演じる記者)
が取材しようとすると上司から「アカマはスポンサーだから。この事
は報道できない」という台詞が出て来る。
コメディのネタでは聞く台詞だが、この場合はスポンサー次第で報じられな
い出来事も世の中にはあるという事も暗示しているようで意味深い。
今回のストーリーでは劉と派遣社員守山の成り行きも見所である。
いわゆる勝ち組な劉に対して不遇な派遣社員である守山は何も希望が無かったが
劉は「誰かになるんだよ!」と守山に諭す。そこから自ら動き出す事に目覚め
ついにはアカマGTを買うまでに成長する。
(これは劉から貰ったお金で株を投資したからなのかな?)
対して劉は鷲津を圧倒して勝ったと思い絶頂の時を迎えるが結局は鷲津を越え
る事は出来ず惨めな最期を迎えてしまう。
(この当たりは「俺はアンタ(鷲津)だ」と言う台詞に現れているんだろうな)
何となく鷲津に敗北する劉が「シグルイ」の伊良子清玄を見ているようだった。
虎眼流の跡継ぎになれるかと思いきや当主の岩本虎眼の怒りを買ってしまう
上昇と転落の様がなんとも似ている。
このハゲタカでは思うに夢についても描かれているように思う。
芝野建夫(柴田恭兵)がアカマ社長にアカマの車に憧れていたという事を語ると社長は「そんな
話は嫌いだ」として受け付けない。また劉も子供の頃に見た疾走する初代アカ
マGTを見て憧れを抱いていた。(守山がアカマの車に憧れていたかは分からないが)
こうした仕事に憧れや夢を持つと言うのも隠れた要素にも思える。
それは「何の為に働くか」という一つの答えであるようにも思える。
ただ「生活の為」だけでは無く仕事自体や仕事の成果に何を求めるか。
それを上手く訴える内容に仕上がっている。
今回では調査や情報収集で活躍する村田丈志(嶋田久作)が一番カッコいい
なあと俺は思う。(裏方さんてなんかカッコ良くない?)
●真夏のオリオン
池上司の「雷撃深度十九・五」を福井晴敏がアレンジした作品である。
「ローレライ」を楽しんだ自分としては期待をしていたんだが…
どうも個人的にはあまり満足できなかった。
潜水艦や将兵の動きなんかは正確な考証がなされていて良かったのだけど
どうも緊張感のある展開に欠けるような気がする。
やはり敵駆逐艦が迫る時や爆雷の落下する演出をじわりじわりとした緊張感のあるもの
にすれば違ったものだと思う。
それと音楽も「ローレライ」と違い場面を煽る効果としてあまり出来てない
ようにも思える。
とにもかくにも演出が足りないと思う。
それと作中では海底に鎮座した伊81から潜望鏡を叩いて伊77に伝言する
場面はどうも浪花節が強いなあと思った。
ここが後に伏線となるのだが、伝言なら普通の電文で艦隊司令部に送りそれを
知って伊77艦長である主人公の倉本孝行(玉木宏)が伊81の敵を討つ事を
誓うという展開ならば燃える展開になったと思える。
浪花節というか今作ではヒロインである有沢志津子(北川景子)の描写も多過
ぎな感がある。
作品で現在と過去に日米を繋ぐ道具として「真夏のオリオン」なる楽譜がある。
それを書いたのが志津子であるから重要な存在ではあるとはいえどうもくどい。
この辺りは「Uボートみたいな緊張感のある映画が見たい」か「パールハーバー
みたいに恋愛要素も充分にある映画が見たい」という嗜好の違いだろうかな。
主人公の艦長である倉本が妙に丁寧で飄々とした軍人らしからぬ様子に見える
かもしれないがこんな人も元将兵の記録を読むと居るものである。
ステレオタイプでは無い軍人像を描いた点は評価は出来る。
また回天の扱い方も機転の利いた使い方で面白かった。
今後邦画で戦争映画を作る人は岡本喜八の作品は見て欲しい。
(あの監督の作品に出てくる将校や兵隊に軍隊の描き方はまさに人間臭さがよく表れている)
●足利事件に見る問題
6月4日に1990年の足利事件で逮捕され服役してた菅谷利和氏が釈放された。
DNA鑑定で無罪である事がようやく認められて17年もの不当な収監よりの解放である。
この事件は2点の問題を提示している。
・DNA鑑定を含む警察の捜査
・時効制度の廃止
足利事件では当時のDNA鑑定で菅谷氏は犯人だと断定された。
だが当時のDNA鑑定の技術はまだ数百人に一人を特定するもので、似たDNAの型が複数居るというもので、現在のように何兆に一人という一人を特定するにはまだ未熟なものであったと言える。
このような不確定要素がありながらも十分な証拠とされていたのだ。
DNA鑑定で犯人だとされて逮捕、有罪が確定し死刑となった事件もある。
1992年の女児二人が殺害された飯塚事件で逮捕された久間三千年氏はDNA鑑定で犯人と断定され昨年10月に死刑が執行された。
飯塚事件でのDNA鑑定は警察が久間氏本人から任意で提出させた毛髪と現場で採取した犯人のものと思われる血痕とで鑑定し、久間氏とDNAが一致と結論。
だが、検察が第三者の鑑定で行わせた帝京大学での結果は同じ毛髪と血痕を使っても久間氏と一致しないと結論を下した。
だが、裁判ではこの食い違う鑑定結果は警察によるものしか認められなかった。
また、5月24日放送のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で特集された「DNA鑑定の光と影~冤罪と失われた証拠~」では警察が被害者に犯人のDNA(体液)が付いた証拠を返却したとか洗濯した後の被害者のスカートから容疑者のDNAを採取するなど聞いて唖然とする事を警察が行っていると報道していた。
つまりは進歩したDNA鑑定があっても警察の姿勢が変わらない限りは白の証拠が簡単に黒の証拠だとなるのだ。足利事件や飯塚事件の裁判を見ても裁判官も検察寄りの動きをする場合もある事から警察・検察・裁判所の改善が必要だと思われる。
これから本格的に始まる裁判員による裁判では検察から提出される証拠が本物かどうか怪しむ間もなく進められるだろう。(怪しむような事態が異常ではあるが)
下手をすればでっち上げの証拠を信じ込まされて有罪だと決断する事になるのではないかと心配でならない。
菅谷氏は釈放後の会見で時効制度の廃止を訴えていた。
近年時効の廃止の訴えや検討が行われているが廃止すべきではないと考える。
被害者や冤罪で逮捕されてしまった人は真犯人を何が何でも特定して捕まえて欲しいと願っている。
けれども警察の捜査能力をもっと強化しなければ時効を廃止して解決するまでの捜査は出来ない。懸念されるのは時効が無くなった事で事件の処理を急ぐ為に冤罪が増える事だ。
現状の捜査態勢のまま時効廃止となれば積み重なる事件が捜査関係者への負担は多くなる事は間違いない。かと言って警察の捜査能力強化をしようにも日本の警察の多くは地方自治体が運営しているから予算の増額は難しい。
時効廃止の問題は警察の強化をするかどうかの論議すら行われていないところを危惧する。
つまりは「時効廃止にする為には何が必要か?」という中身の無い感情論で進められているのではないかと思えてならない。
●「レイプレイ」問題
アダルトゲーム「レイプレイ」を発端にまた規制強化が叫ばれている。
事件の詳細はここで省くがかいつまんで流れを書くと。
・日本国内だけの販売なのにAmazonではイギリスでも販売できるようになっていた。
・これにイギリスの国会議員がイギリス国内での販売を出来ないようにせよと国会で訴え。アメリカの人権団体「イクオリティ・ナウ」が日本政府にゲーム自体について抗議の文書を送った。
・自民党の女性局がアダルトゲームの規制を検討し始める。野田聖子衆院議員も同調する声明を出す。
・コンピューターソフトウエア倫理機構(ソフ倫)が自主規制をすると表明。
以前から海外では日本の漫画やアニメに関して性的な部分が多くポルノだと批判する声があった
が今回の件で焦点となったのはそのゲームがタイトルを見てお分かりだと思われる「レイプ」や「陵辱」をメインに扱ったゲームだからだ。
自民党や野田議員の動きはレイプや陵辱の描写があるアダルトゲームは製作も販売も出来ないように規制しようとしている。これにソフ倫がいち早く自主規制を打ち出したのだ。
レイプや陵辱は「現実」にあってはならない悲劇である。
規制をしようとする人達は「レイプをゲームとして楽しむなんて信じられない!」と思っているだろう。
だが思えば格闘ゲームをやっている人はいつかは人を殴ったり蹴ったりしたいとか、シューティングゲームをやっている人はいつかは本物の銃で人を撃ち殺したいなんて思われているのと同じである。
ゲームに限らずプロレスの中継を見て人は暴力的になってしまう。推理ものの小説やドラマ、犯罪に関してのドキュメンタリーを見て犯罪の計画を練っている。スプラッタホラーを見ている人は殺人をしたいのだと思うのと同じである。
古代ローマではコロッセオと呼ばれる闘技場での人間同士の斬り合いや猛獣対人間の対決を見て楽しんだとされる。また現在でも先に挙げたゲームやドラマや映画・スポーツにジェットコースターやバンジージャンプなど人は危険なものが含まれる事を楽しんでいる。
つまりは危険なこと恐ろしいことを見る体験するで抑圧された心理を解きカタルシスを得るのである。
要はガス抜きだ。
アダルトゲームのレイプや陵辱をメインとした作品もこうしたカタルシスを得るガス抜きの道具だと言える。(この場合は人間の三大欲求の一つも満たすものでもあるね)
この場合は現実には出来ない事をゲームでやると言う事に過ぎない。いわば「グランドセフトオート」
というゲームで車を盗み通行人を跳ねるまで暴走をすると同じようなものだ。
現実では出来ない(したくない)からこそ暴力的なゲームを楽しめるのである。
だからこそ現実と空想の区別が普通の大人なら持っている。
また考えなければならないのはアダルトゲームに限らず漫画やアニメの業界は弱いと言う事だ。
同じレイプの描写があるAVの作品が非難や規制の対象にされない事を考えてみて欲しい。
ゲーム・アニメ・漫画はこれを守る政治的な利権は何も無いのだ。
だからこそ何度も規制の槍玉になり、松文館事件のように自民党の平沢勝栄議員が警察に影響力を行使するまでの事が起きている。
はっきり言えばアニメやゲーム特に成人向けのものを愛好するまたは製作する人々は政治的弱者なのである。
これを変える今出来る事は選挙への投票だろう。
オタクでも多くの有効な票を持つようにならなければならない。
本当にアニメやゲームが好きなら政治への無関心はあってはならない事態に既になっている。
●京都教育大学集団強姦事件冤罪の可能性
京都教育大学の男子学生6人が19歳の女子大生を強姦したとして逮捕された。
6人のうち1人以外はまだ否認をしている。
さて、ここで事件の流れを振り返ってみよう。
・2月25日に居酒屋で強姦されたとされる。
・3月3日に被害女性の母親が大学に相談。
・3月6日にハラスメント防止委員会が大学に設立。学生に聞き取り調査。
・3月24日に大学側は性交渉があった事を確認したが合意の有無は不明。
被害女性の母親に大学は「警察への告訴も考えてください」と言う。
・3月31日付けで大学は6人の学生を無期限停学処分
・3月27日被害女性の母親は警察に相談。
・4月1日に刑事告訴
・6月1日学生6人を警察が逮捕
http://blog.livedoor.jp/secondrape2009/
(参考資料:京都教育大レイプ事件のセカンドレイプ問題についての情報集積ブログ)
このブログを見ると刑事告訴までの時間が長い事が疑問である。
証拠の確保の問題からも刑事告訴は早めにすべきだが事件があったとされる日から1ヶ月以上もの間がある。
刑事告訴をしたら報復を受けるかもしれないと恐れたからか?
けれども大学内だけの周知なら6人の男性達は自由に行動できるのだから報復される可能性は大学への相談だけの方が高い。
参考資料のブログでは合意の上で6人とのセックスをした女性だったが、大学内には6人の同級生である彼氏が居る気まずさから強姦だと言ったのではとも書かれている。
密室の中での出来事であるから証明は難しい。
ましてやその場に居た6人が全員が容疑者となっているから証言は反論の材料にはなり難い。
6人の男達にとって苦悩の日々が始まったのだ。
レイプや痴漢事件は偏りの無い見方をしなければ御殿場事件のような冤罪事件を繰り返すばかりである。
http://f13.aaa.livedoor.jp/~hiroppe/gotenba/gotenba.htm
(「御殿場事件」を忘れるな)
●警官発砲で1154万円の賠償
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmay0905730/
(神奈川新聞)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1268412.html
(痛いニュース)
2004年に警官が逃走車両の運転手に発砲して運転していた31歳の男性を半身不随にさせてしまった事件が起きた。
この半身不随にさせた事を違法だと訴える裁判の判決が5月27日に横浜地裁で下された。
判決は警官の発砲を違法とし、神奈川県に1154万円の賠償を命じた。
痛いニュースの記事を読むと31歳男性は職質から逃れる為に逃走を始め、追い詰められるとパトカーにぶつかってまで逃走を続けようとしていたのだ。
これでは発砲されても文句は言えない状況だ。
何よりも職質されて逃げるというのは「私は怪しいですよ」と叫んでいると同じだ。
これでパトカーにぶつかってまで車で逃げようとするのだ。警官の生命だけでは無く無用の逃走を続ける車が一般人を巻き込んで事故を起こす可能性もある。(またこの男性は公務執行妨害と併せて覚醒剤取締法違反でも逮捕されているから覚醒剤を使用しての逃走とも考えられる)
横浜地裁は「威嚇発砲をすべきだった」として違法としているが既に警告はしてあると神奈川県警は反論している。
思うにここまで来ると守るべきは命がけで職務を行っている警官か、薬漬けで暴れる男かになる。
かつて拳銃の発砲が厳しく規制されていた頃の警官は犯人の刃物で刺されて命を落とす事件があった。これの反省から緊急時には警官が発砲できるように規制緩和がなされた。
警官が倒されてしまった場合。果たして誰がその場で無防備な一般人を守るのであろうか。
今回の横浜地裁の判断は公共の安全に影を落とす事にならないだろうか。
引き金を引くのを躊躇って被害者が増える。
そんな事態にならないと言えるであろうか。
6月4日に1990年の足利事件で逮捕され服役してた菅谷利和氏が釈放された。
DNA鑑定で無罪である事がようやく認められて17年もの不当な収監よりの解放である。
この事件は2点の問題を提示している。
・DNA鑑定を含む警察の捜査
・時効制度の廃止
足利事件では当時のDNA鑑定で菅谷氏は犯人だと断定された。
だが当時のDNA鑑定の技術はまだ数百人に一人を特定するもので、似たDNAの型が複数居るというもので、現在のように何兆に一人という一人を特定するにはまだ未熟なものであったと言える。
このような不確定要素がありながらも十分な証拠とされていたのだ。
DNA鑑定で犯人だとされて逮捕、有罪が確定し死刑となった事件もある。
1992年の女児二人が殺害された飯塚事件で逮捕された久間三千年氏はDNA鑑定で犯人と断定され昨年10月に死刑が執行された。
飯塚事件でのDNA鑑定は警察が久間氏本人から任意で提出させた毛髪と現場で採取した犯人のものと思われる血痕とで鑑定し、久間氏とDNAが一致と結論。
だが、検察が第三者の鑑定で行わせた帝京大学での結果は同じ毛髪と血痕を使っても久間氏と一致しないと結論を下した。
だが、裁判ではこの食い違う鑑定結果は警察によるものしか認められなかった。
また、5月24日放送のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で特集された「DNA鑑定の光と影~冤罪と失われた証拠~」では警察が被害者に犯人のDNA(体液)が付いた証拠を返却したとか洗濯した後の被害者のスカートから容疑者のDNAを採取するなど聞いて唖然とする事を警察が行っていると報道していた。
つまりは進歩したDNA鑑定があっても警察の姿勢が変わらない限りは白の証拠が簡単に黒の証拠だとなるのだ。足利事件や飯塚事件の裁判を見ても裁判官も検察寄りの動きをする場合もある事から警察・検察・裁判所の改善が必要だと思われる。
これから本格的に始まる裁判員による裁判では検察から提出される証拠が本物かどうか怪しむ間もなく進められるだろう。(怪しむような事態が異常ではあるが)
下手をすればでっち上げの証拠を信じ込まされて有罪だと決断する事になるのではないかと心配でならない。
菅谷氏は釈放後の会見で時効制度の廃止を訴えていた。
近年時効の廃止の訴えや検討が行われているが廃止すべきではないと考える。
被害者や冤罪で逮捕されてしまった人は真犯人を何が何でも特定して捕まえて欲しいと願っている。
けれども警察の捜査能力をもっと強化しなければ時効を廃止して解決するまでの捜査は出来ない。懸念されるのは時効が無くなった事で事件の処理を急ぐ為に冤罪が増える事だ。
現状の捜査態勢のまま時効廃止となれば積み重なる事件が捜査関係者への負担は多くなる事は間違いない。かと言って警察の捜査能力強化をしようにも日本の警察の多くは地方自治体が運営しているから予算の増額は難しい。
時効廃止の問題は警察の強化をするかどうかの論議すら行われていないところを危惧する。
つまりは「時効廃止にする為には何が必要か?」という中身の無い感情論で進められているのではないかと思えてならない。
●「レイプレイ」問題
アダルトゲーム「レイプレイ」を発端にまた規制強化が叫ばれている。
事件の詳細はここで省くがかいつまんで流れを書くと。
・日本国内だけの販売なのにAmazonではイギリスでも販売できるようになっていた。
・これにイギリスの国会議員がイギリス国内での販売を出来ないようにせよと国会で訴え。アメリカの人権団体「イクオリティ・ナウ」が日本政府にゲーム自体について抗議の文書を送った。
・自民党の女性局がアダルトゲームの規制を検討し始める。野田聖子衆院議員も同調する声明を出す。
・コンピューターソフトウエア倫理機構(ソフ倫)が自主規制をすると表明。
以前から海外では日本の漫画やアニメに関して性的な部分が多くポルノだと批判する声があった
が今回の件で焦点となったのはそのゲームがタイトルを見てお分かりだと思われる「レイプ」や「陵辱」をメインに扱ったゲームだからだ。
自民党や野田議員の動きはレイプや陵辱の描写があるアダルトゲームは製作も販売も出来ないように規制しようとしている。これにソフ倫がいち早く自主規制を打ち出したのだ。
レイプや陵辱は「現実」にあってはならない悲劇である。
規制をしようとする人達は「レイプをゲームとして楽しむなんて信じられない!」と思っているだろう。
だが思えば格闘ゲームをやっている人はいつかは人を殴ったり蹴ったりしたいとか、シューティングゲームをやっている人はいつかは本物の銃で人を撃ち殺したいなんて思われているのと同じである。
ゲームに限らずプロレスの中継を見て人は暴力的になってしまう。推理ものの小説やドラマ、犯罪に関してのドキュメンタリーを見て犯罪の計画を練っている。スプラッタホラーを見ている人は殺人をしたいのだと思うのと同じである。
古代ローマではコロッセオと呼ばれる闘技場での人間同士の斬り合いや猛獣対人間の対決を見て楽しんだとされる。また現在でも先に挙げたゲームやドラマや映画・スポーツにジェットコースターやバンジージャンプなど人は危険なものが含まれる事を楽しんでいる。
つまりは危険なこと恐ろしいことを見る体験するで抑圧された心理を解きカタルシスを得るのである。
要はガス抜きだ。
アダルトゲームのレイプや陵辱をメインとした作品もこうしたカタルシスを得るガス抜きの道具だと言える。(この場合は人間の三大欲求の一つも満たすものでもあるね)
この場合は現実には出来ない事をゲームでやると言う事に過ぎない。いわば「グランドセフトオート」
というゲームで車を盗み通行人を跳ねるまで暴走をすると同じようなものだ。
現実では出来ない(したくない)からこそ暴力的なゲームを楽しめるのである。
だからこそ現実と空想の区別が普通の大人なら持っている。
また考えなければならないのはアダルトゲームに限らず漫画やアニメの業界は弱いと言う事だ。
同じレイプの描写があるAVの作品が非難や規制の対象にされない事を考えてみて欲しい。
ゲーム・アニメ・漫画はこれを守る政治的な利権は何も無いのだ。
だからこそ何度も規制の槍玉になり、松文館事件のように自民党の平沢勝栄議員が警察に影響力を行使するまでの事が起きている。
はっきり言えばアニメやゲーム特に成人向けのものを愛好するまたは製作する人々は政治的弱者なのである。
これを変える今出来る事は選挙への投票だろう。
オタクでも多くの有効な票を持つようにならなければならない。
本当にアニメやゲームが好きなら政治への無関心はあってはならない事態に既になっている。
●京都教育大学集団強姦事件冤罪の可能性
京都教育大学の男子学生6人が19歳の女子大生を強姦したとして逮捕された。
6人のうち1人以外はまだ否認をしている。
さて、ここで事件の流れを振り返ってみよう。
・2月25日に居酒屋で強姦されたとされる。
・3月3日に被害女性の母親が大学に相談。
・3月6日にハラスメント防止委員会が大学に設立。学生に聞き取り調査。
・3月24日に大学側は性交渉があった事を確認したが合意の有無は不明。
被害女性の母親に大学は「警察への告訴も考えてください」と言う。
・3月31日付けで大学は6人の学生を無期限停学処分
・3月27日被害女性の母親は警察に相談。
・4月1日に刑事告訴
・6月1日学生6人を警察が逮捕
http://blog.livedoor.jp/secondrape2009/
(参考資料:京都教育大レイプ事件のセカンドレイプ問題についての情報集積ブログ)
このブログを見ると刑事告訴までの時間が長い事が疑問である。
証拠の確保の問題からも刑事告訴は早めにすべきだが事件があったとされる日から1ヶ月以上もの間がある。
刑事告訴をしたら報復を受けるかもしれないと恐れたからか?
けれども大学内だけの周知なら6人の男性達は自由に行動できるのだから報復される可能性は大学への相談だけの方が高い。
参考資料のブログでは合意の上で6人とのセックスをした女性だったが、大学内には6人の同級生である彼氏が居る気まずさから強姦だと言ったのではとも書かれている。
密室の中での出来事であるから証明は難しい。
ましてやその場に居た6人が全員が容疑者となっているから証言は反論の材料にはなり難い。
6人の男達にとって苦悩の日々が始まったのだ。
レイプや痴漢事件は偏りの無い見方をしなければ御殿場事件のような冤罪事件を繰り返すばかりである。
http://f13.aaa.livedoor.jp/~hiroppe/gotenba/gotenba.htm
(「御殿場事件」を忘れるな)
●警官発砲で1154万円の賠償
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmay0905730/
(神奈川新聞)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1268412.html
(痛いニュース)
2004年に警官が逃走車両の運転手に発砲して運転していた31歳の男性を半身不随にさせてしまった事件が起きた。
この半身不随にさせた事を違法だと訴える裁判の判決が5月27日に横浜地裁で下された。
判決は警官の発砲を違法とし、神奈川県に1154万円の賠償を命じた。
痛いニュースの記事を読むと31歳男性は職質から逃れる為に逃走を始め、追い詰められるとパトカーにぶつかってまで逃走を続けようとしていたのだ。
これでは発砲されても文句は言えない状況だ。
何よりも職質されて逃げるというのは「私は怪しいですよ」と叫んでいると同じだ。
これでパトカーにぶつかってまで車で逃げようとするのだ。警官の生命だけでは無く無用の逃走を続ける車が一般人を巻き込んで事故を起こす可能性もある。(またこの男性は公務執行妨害と併せて覚醒剤取締法違反でも逮捕されているから覚醒剤を使用しての逃走とも考えられる)
横浜地裁は「威嚇発砲をすべきだった」として違法としているが既に警告はしてあると神奈川県警は反論している。
思うにここまで来ると守るべきは命がけで職務を行っている警官か、薬漬けで暴れる男かになる。
かつて拳銃の発砲が厳しく規制されていた頃の警官は犯人の刃物で刺されて命を落とす事件があった。これの反省から緊急時には警官が発砲できるように規制緩和がなされた。
警官が倒されてしまった場合。果たして誰がその場で無防備な一般人を守るのであろうか。
今回の横浜地裁の判断は公共の安全に影を落とす事にならないだろうか。
引き金を引くのを躊躇って被害者が増える。
そんな事態にならないと言えるであろうか。
北朝鮮の核実験で日本は核の脅威という危険がますます高まったと言える。(ロシアと中国の核兵器の脅威は今まであったけれど)
可能性は低いがもしも核攻撃を受けたらという不安がある。
そのもしもを垣間見る動画をニコニコ動画で見つけた。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4904864
(BBCの核攻撃を受けた際のラジオ放送)
聞いていると不安が募るばかりの言葉が流れる。「水を節約して下さい」「我々はこの放送を2時間おきにします」など心細いばかりだ。だが、実際核攻撃を受けた地域に居たら外に出られない。
もしかすると、この放送が聞けれるかどうかが安心できるかのバロメーターになりそうだが、そんな事態は避けて欲しいものだ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6742560
(BBCの核攻撃に対する備えについての番組)
ロンドンが核攻撃を受けたという想定でシェルターについて解説がなされている。ジョンとエリックが穴を掘ったり鉄筋を組み立てたりレンガを積んだりして各種シェルターを作り上げる。だが、ナレーションの解説は「これではダメだ」と言わんばかりに「これでは窒息してしまう」「木材が黒こげになる」「直接降下物を防げない」と手作りのシェルターを否定する。
またちゃんとした業者によるシェルターにしても価格で「大半の人には手が出ない」と断じられ「他人を排除する為に暴力を使う心づもりは出来ているだろうか?」という厳しい現実も語られる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6788532
(英国政府製作 核爆発+家に留まれ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6807337
(英国政府製作 防火+避難場所)
英国政府が国民に向けての広報で作られたものであろう。
「核爆発+家に留まれ」は放射性降下物の脅威を教え、なおかつ他の地域に避難しても救援はされない。だから家に留まれと警告をしている。
「防火+避難場所」は家の中でドアや机に家具で作る避難場所の作り方をレクチャーしている。
(けど、あのシェルター紹介の動画を見ると心細いが・・・)
結論から言えば。
核戦争は絶対やってはならない!
米ソ冷戦の最中に英国が作っただけあって核攻撃の恐怖をひしひしと伝える内容だ。
これは今でも国民保護の観点からでも一般に広く見られても良い動画でもあると思う。
可能性は低いがもしも核攻撃を受けたらという不安がある。
そのもしもを垣間見る動画をニコニコ動画で見つけた。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4904864
(BBCの核攻撃を受けた際のラジオ放送)
聞いていると不安が募るばかりの言葉が流れる。「水を節約して下さい」「我々はこの放送を2時間おきにします」など心細いばかりだ。だが、実際核攻撃を受けた地域に居たら外に出られない。
もしかすると、この放送が聞けれるかどうかが安心できるかのバロメーターになりそうだが、そんな事態は避けて欲しいものだ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6742560
(BBCの核攻撃に対する備えについての番組)
ロンドンが核攻撃を受けたという想定でシェルターについて解説がなされている。ジョンとエリックが穴を掘ったり鉄筋を組み立てたりレンガを積んだりして各種シェルターを作り上げる。だが、ナレーションの解説は「これではダメだ」と言わんばかりに「これでは窒息してしまう」「木材が黒こげになる」「直接降下物を防げない」と手作りのシェルターを否定する。
またちゃんとした業者によるシェルターにしても価格で「大半の人には手が出ない」と断じられ「他人を排除する為に暴力を使う心づもりは出来ているだろうか?」という厳しい現実も語られる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6788532
(英国政府製作 核爆発+家に留まれ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6807337
(英国政府製作 防火+避難場所)
英国政府が国民に向けての広報で作られたものであろう。
「核爆発+家に留まれ」は放射性降下物の脅威を教え、なおかつ他の地域に避難しても救援はされない。だから家に留まれと警告をしている。
「防火+避難場所」は家の中でドアや机に家具で作る避難場所の作り方をレクチャーしている。
(けど、あのシェルター紹介の動画を見ると心細いが・・・)
結論から言えば。
核戦争は絶対やってはならない!
米ソ冷戦の最中に英国が作っただけあって核攻撃の恐怖をひしひしと伝える内容だ。
これは今でも国民保護の観点からでも一般に広く見られても良い動画でもあると思う。